くらし 教育長就任あいさつ 上田真弓(うえだまゆみ)教育長

■上田真弓 Mayumi Ueda プロフィール
・昭和53年6月24日 兵庫県氷上郡(現・丹波市)生まれ
・46歳
・趣味は、日常でも旅先でも美味しいコーヒーを探すこと
・好きな食べ物は、豆腐、具だくさんのお味噌汁やスープ、牛乳
・苦手な食べ物は、辛い物
・文部科学省に勤務していた平成24年に浦幌町に出会う。令和2年10月に浦幌町に移住。

■一人一人が希望を持って学び、挑戦できるまちへ
▽目指すこと
子ども達をはじめ私たち一人一人が、自らの人生や社会を作っていけるようになること、また、それを支える役割を果たせることです。
小中学校での学びに関する最近の議論では、「生涯にわたって主体的に学び続け、自らの人生を舵取りする力を身につける」「持続可能な社会の創り手になる」「全ての子供が多様で豊かな可能性を開花できる」という言葉が使われていました。重なる部分もありますが、私が大事にしていることを表現すると冒頭のようになります。
このためには、一人一人の可能性が最大限に引き出されるまちや学校であることが理想と考えています。右記の「全ての子供たちが多様で豊かな可能性を開花できる」とも重なります。
▽浦幌町のこと
十数年にわたる関わりの中で、浦幌町には豊かな教育資源があると実感しています。小中学校、公民館、図書館、博物館及び社会体育施設を核にした諸活動の他にも、これまでこの町に住み、関わった方々の有形無形の蓄積があります。それらの中には、ここまで大事に、場合によっては辛うじて繋いでこられた貴重なものも多くあります。
いずれもこれまでの蓄積に学びながら、今とこれからを生きる私たちの学びや暮らしに新たな息吹が吹き込まれるよう、学校教育、社会教育、その両者をつなぐものなど、これから必要な手立てを講じ、また仕組みづくりをしていきたいと思います。
▽連携・協働
一人一人の学びや育ちは、時間や空間を横断しています。行政の担当部署も横断しています。こども子育て支援課が放課後子供教室や子供の居場所づくり事業に着手しているのもその一例で、一人一人の学びや育ちを真ん中に置きながら、関係部署・関係機関との連携・協働を図っていきたいと思います。また、教育委員会事務局やその関係者が、ともに学び、自由闊達に議論できる関係性であふれることも目指したいと思います。
▽私自身の学びと挑戦
社会の目まぐるしい変化などが、学びや挑戦を苦しく感じさせることもあると思います。しかしながら、学びには、発見や変化などの喜びが潜んでいます。
学校の先生、地域の大人も含め、一人一人がその喜びを感じられる町へ。それはその人や社会の明日を拓く原動力になります。そのために、皆様のお力を借りながら、私自身も学びながら、力を尽くしていきたいと思います。

※令和7年4月1日より「浦幌町職員旧姓使用取扱要綱」が施行され、松本教育長より旧姓使用の申し出があり、任命権者である町長により承認されましたので、要綱の規定により旧姓を使用することができないものを除き、上田教育長として公務にあたります。