健康 【健康】骨粗しょう症検診が始まります!

こんにちは管理栄養士です

骨粗しょう症とは、骨量(骨密度)が低下し、骨の中がスカスカの状態となり、骨折の危険が高くなる状態のことです。体が作られていく成長期には骨量が最大となり、およそ40代頃まではその骨量が維持していきますが、その後は低下していきます。特に女性の方は閉経を迎え女性ホルモンの分泌が減少してくることで骨量が低下し、男性よりも骨粗しょう症になりやすくなります(図)。

骨粗しょう症になると、些細なことで骨折し、骨折の場所によっては寝たきりの状態となる可能性もあります。そうなると高齢者の場合はあっという間に筋肉が落ち、全身の機能も悪化してしまいます。
一度低下した骨量を増やすことは難しいため、若いうちから食事や運動で予防し、なるべく緩やかに骨量を低下させることが大切です。骨は毎日生まれ変わっており、絶えず骨を作りなおしています。その際にはさまざまな栄養素が必要となります。そのため、主食・主菜・副菜のそろった栄養バランスのとれた食事が基本となります。さらに、骨の主成分であるカルシウム、カルシウムの吸収を促すビタミンD、骨を強くするビタミンKを多く含む食品をとることも骨粗しょう症の予防につながります。また、ウォーキングや筋トレなど適度な運動は、骨に刺激を与え骨が強くなり、筋力やバランスを鍛えることにもつながり転倒による骨折も防ぐことができます。
骨粗しょう症は、痛みなどの自覚症状がないことが多いため、検査を受けて骨の状態を確認することが大切です。今年度から40・45・50・55・60・65・70歳の女性の方を対象に、骨粗しょう症検診を実施します。対象の方には案内を送付します。健康な生活を長く続けていくには骨を健康に保つことも大切です。無料で受けられますので、ぜひこの機会に検診を受け、骨の状態を確認しましょう。

問合せ:ふれあい交流センター健康推進係
【電話】485-1000