- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道弟子屈町
- 広報紙名 : 広報てしかが 2026年1月号
町民ツアーが行われました
10年ぶりとなる「姉妹都市交流事業日置市町民ツアー」が10月24日~27日の3泊4日で開催されました。
ツアーには町民21人が参加し、町の姉妹都市・鹿児島県日置市を訪問。風土や文化の違いに触れ、市民の皆さんとの友好を深めました。
町と鹿児島県日置市は、旧東市来町(現日置市)出身の故・永山在兼(ながやまありかね)氏が阿寒横断道路の開通に尽力したことが縁で、昭和58年に姉妹都市盟約を締結しました。
これまで、中学生の派遣交流をはじめ、両市町の記念事業やイベントへの参加、特産品の相互販売など、さまざまな分野での交流を継続し、一昨年には姉妹都市盟約締結40周年を迎えました。今年の9月には日置市物産交流団の方々11人を町に迎え、JA摩周湖フェスで物産展「黒豚祭」を開催。そして今回、両市町の更なる交流を目的に、平成27年以来10年ぶりとなる町民ツアーが実現しました。
■10月24日(金)
氷点下の気温の中、南国の鹿児島県日置市を目指し、バスで釧路空港へと向かいました。羽田空港を経由し、15時過ぎに目的地の鹿児島空港に到着。空港では、日置市役所の皆さんがお出迎えしてくださいました。
その後バスに乗り換え、初日の宿泊先である指宿(いぶすき)温泉の宿へ。指宿温泉名物の砂蒸し風呂で移動の疲れをしっかり癒し、ツアー1日目を終えました。
■10月25日(土)
2日目、この日は「日置市市制施行20周年記念式典」が挙行される記念すべき日であり、親善使節団として德永町長と近江屋議長が式典にご招待いただきました。町民ツアー参加者の皆さんも、会場となる伊集院文化会館へ移動。オープニングセレモニーでは、関ヶ原鉄砲隊・薩摩日置鉄炮隊による迫力満点の共同演武、日置市ジュニアオーケストラによる優美な演奏を観覧。式典前には会場の方々に向け、「姉妹都市交流訪問団」として町民ツアー一行をご紹介いただきました。日置市の皆さんのご厚意によりこの度のセレモニーへの参列が実現し、とても感慨深い思い出となりました。
式典会場を後にし次に訪れたのは、海産物などの特産品を販売する江口蓬莱館(えぐちほうらいかん)。新鮮な魚介を使用した昼食をいただき、皆さん思い思いのお土産を購入しました。その後は、みかん狩り体験や薩摩焼で有名な美山(みやま)の窯元観光を心ゆくまで楽しみました。
夕暮れ時になり、この日最後の見学先へと移動しました。目的は、日置市で毎年10月に開催されている歴史的行事「妙円寺詣(みょうえんじまい)り」の武者行列。甲冑に身を固めた武者たちの姿は圧巻で、北海道では馴染みのない文化に間近で触れた皆さんは、とても感激された様子でした。
■10月26日(日)
3日目は、永山在兼顕彰碑を訪れ献花した後、知覧(ちらん)特攻平和会館へ向かいました。特攻隊として戦地へ赴いた若き兵隊の遺品や家族へ宛てた遺書などが展示されており、それらを見ていると込み上げてくるものがありました。皆さんしっかりと目に焼き付けながら、平和への思いを強くされていました。
同敷地内で昼食を済ませ、次に訪れたのは嘉之助蒸留所。ジャパニーズウイスキーとして名高い嘉之助の蒸留所を見学し、美しい海景色を眺めながら試飲させていただきました。
夜はいよいよ、日置市の皆さんとの交流会。日置市の永山由高市長をはじめ全体で約60人が参加し、私たち弟子屈町民は盛大な歓迎を受けました。皆さんさまざまな方との歓談を楽しまれ、両市町の親睦はさらに深まりました。
■10月27日(月)
最終日は鹿児島市内を観光しました。西郷隆盛が最期の5日間を過ごした場所として有名な城山(しろやま)で桜島を一望した後、日本を代表する大名庭園であり世界文化遺産にも登録された仙厳園(せんがんえん)を見学。桜島を景観に取り入れた雄大な庭園を散策し、北海道にない歴史文化にたくさん触れました。
楽しい時間が過ぎるのは早く、あっという間に4日間のツアーが終わりを迎えました。名残惜しい気持ちで鹿児島空港へ向かい、日置市役所の皆さんに見送られながら飛行機に乗り込みました。帰りの機内やバスでは、旅の疲れから皆さん静かにお休みされるのではと思っていましたが、それぞれ旅の思い出話に花を咲かせ、賑やかに弟子屈へ帰ってきました。
北と南、気候風土が異なる両市町ですが、永山在兼氏がもたらした縁で旧東市来町との交流が始まり、合併により日置市となってからも姉妹都市盟約を継続していただきました。これも、日置市の皆さんのご理解があったからこその交流です。これからも末長く、両市町の交流が続くことを願っています。
■参加者の皆さんから(一部抜粋)
・北海道と違い、まだまだ暖かい南国の街を満喫できました。日置市の皆さんの郷土芸能などのおもてなしや心遣いには、行く先々で感動しました。
・短い期間でしたが、日置市の歴史、伝統芸能に触れることができました。伝統行事も大切に引き継がれており、歴史の浅い北海道から行くと感銘を受けます。本当に有意義な4日間でした。
・みかん狩りは、果物が採れない町の人間には新鮮な体験で、採りたてのみかんのおいしさを味わうことができました。「みかんを枝つきのまま食いつく人もいる」との説明に納得。
・一緒に参加した21人の仲間とも少しずつ距離が縮まり、美味しい食事とお酒で盛り上がり、楽しい思い出がいっぱいです!!
・このツアーを通じて、姉妹都市という関係が単なる形式ではなく、長く続く人と人とのつながりによって支えられていることを実感しました。今後もこの絆を大切にし、弟子屈町と日置市が互いに学び合い、支え合える関係であり続けることを願っています。
問い合わせ先:役場まちづくり政策課政策調整係
【電話】482-2913(課直通)
