くらし 太陽のてがみ

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■奨学金制度の一元化を求めます
70代・男性
本町には、高等学校卒業後にさらなる上級学校等へ進学する者に対し2つの奨学金制度があります。
1つは奨学金貸与条例による貸与型奨学金で、人物・学業共に優れているが経済的な理由で進学が困難な者に無利子で貸与する「条例による奨学金」。2つ目は前者と同様の条件の者に対し、返済が不要な「白糠高校魅力化事業による給付型奨学金」です。
前者は保護者が町内に在住している子弟のための貸与型奨学金であり、後者は保護者の在住が町内に限定されず、白糠高等学校を卒業し上級学校等に進学を希望する子弟への給付型奨学金です。
両奨学金の原資(基金)は町の一般会計からの支出であり、後者は他自治体に居住する保護者の子弟へ給付することもあります。同じ自治体で異なる内容の2つの制度を設けていることで、さまざまな問題が発生すると思います。
昨年の12月定例会一般質問では「ある一定の要件を満たした奨学金受給者には返還の免除をしてはどうか」と質問されており、町は「今後町内への定住施策との関連で、関係課と協議し検討する」と答弁していました。
私も質問議員と同意見です。2つの奨学金は全て貸与型とし、一定の条件を満たした者には返済義務を免除してはいかがでしょうか。
条件としては、青年の人口流出減少を多少でも抑える目的として、リターン後、本町に一定期間居住した者(ただし勤務場所は町外でも可能)で、元奨学金受給者は返済を免除するというものです。そのことにより奨学金制度の一元化を図り、しかも多少とも人口減を抑えることが期待できるものと思いますが、いかがでしょうか。

■お答えします
奨学金制度に関して貴重なご意見をありがとうございます。
奨学金の在り方や白糠高等学校の魅力化、さらには人口減少対策や子育て支援策との関連など、今回いただいたご意見も踏まえた中で、より効果的な制度となるよう来年度に向けて見直しを検討してまいります。
〔教育委員会管理課〕