- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道白糠町
- 広報紙名 : 広報しらぬか 令和7年12月号
村山(むらやま)隆一(りゅういち)
1964年3月生まれ、白糠町出身。
1982年5月、釧路西部消防組合消防署に消防士として奉職。2022年4月、釧路市西消防署白糠支署長に就任。心理相談員や産業カウンセラーなどの資格を所有。
好きな食べ物はカレーライス。
■No.7 防災マップを使いこなそう!
▼ハザードマップでその場所の「危険」を知る
町は、皆さんに「津波」と「洪水・土砂災害」のハザードマップを配付しています。「こんなところまで津波が来るのだな」「洪水で避難するとき何を準備するか書いてある」など、さまざまな災害で自分の家がどのような危険と隣り合わせなのかが地図上で確認できます。
でも、どのくらい浸水するかなどを正確に知っている人は、そう多くありません。そんなときに役立てていただきたいのが、スマートフォンやパソコンで、町のホームページから知りたい場所の危険性をいつでも、どこでも確認できる『白糠町防災マップWeb(ウェブ)版』です。
先日、町内会主催の防災訓練に伺ったとき「防災マップの使い方を教えてほしい」と地域ぐるみで防災意識を高める嬉しい依頼がありました。
▼簡単・すぐできる!家族で「防災マップ活用法」
(1)自宅の場所を地図で確認
まずは自宅が津波や洪水、土砂災害の被害を受ける可能性があるかを確認してください。また、よく出かける先の危険の有無も確認が必要です。なお、「防災マップWeb(ウェブ)版」では、浸水する深さや海抜を調べることができます。
(2)一番近い避難場所を確認
「防災マップWeb(ウェブ)版」は、避難場所やそこまでの経路、距離を測ることもできます。散歩がてらに一番近い避難場所まで歩いて、所要時間を確認しておくと安心です。
(3)「使って備える」ことが大切
「夜間だったら?」「子どもだけだったら?」「冬の寒い日だったら?」など、さまざまな場面での行動を防災マップを使ってシミュレーションしましょう。
▼家族で避難時の行動を共有する
防災マップを実際に見て、自分の命を守る行動のきっかけにするため、日頃から家族で話し合い、行動に移せるように危険箇所や避難先を共有することが不可欠です。
それが、いざというときに「迷わず」「落ち着いて」「安全に」動くための力になります。
○Step1 知る
・災害リスクを知る
白糠町には、風水害(洪水、土砂災害、高潮、内水氾濫)や地震、津波等の災害のリスクがあります。
・命を守る対応や情報を知る
災害ごとに命を守るための対応が違います。
○Step2 考える
・あなたや家族の命を守る対応を考える
風水害は、事前に情報を入手し、発生する前に対応することができます。
一方で地震は突然起こります。ハザードマップであなたや家族の命を守るための対応について考えましょう。
○Step3 備える
・食料や必需品の備え
避難所の備蓄品には限りがあるほか、災害時は電気や水道、ガス等のライフラインが止まることも考えられます。
・自宅の備え
できることなどをチェックし、対策しておきましょう。
防災マップWeb版
【URL】https://www.town.shiranuka.lg.jp/kurashi/bousai
