- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道白糠町
- 広報紙名 : 広報しらぬか 令和7年12月号
VOL.31 縫別川の水
2カ月間の鳥取県への遠征から帰ってきました。白糠に帰ってきて強く思ったのが「水道水がおいしい」です。今まで気付きませんでした。そこで、この水はどこから来ているのか調べてみると、主な水源は茶路川で、一部地域では、その支流である縫別川からの水も使われているとのこと。そう言えば、縫別川をちゃんと見たことがなかったので、さっそく行ってみました。上流にある浄水場も初めて見ました。関係者の皆さん、いつもおいしい水道水を提供していただきありがとうございます。
■見えない魚
縫別川にはどんな魚がいるのだろう。橋の上から偏光サングラスをかけて流れの中に目を凝らしますが、魚は見えません。サケなどの大きな魚は別として、水がどんなに澄んでいても、魚って不思議なことに水の上からは本当に見えないんです。きっと魚たちの美しい模様が、その体と砂利や波を同化させているのでしょう。ここには全くいないと思っても、水中にカメラを沈めてみたらたくさんいる!なんてこともよくあります。縫別川でもまさにそうでした。特にヤマメが多くて、次がアメマスでしょうか。「見えないけど、ここにいそう。カメラを入れてみるか…」で今のところハズレなしです。
■魚を狙うヤマセミ
巧みに天敵の目を逃れている魚たちですが、上には上がいます。ヤマセミです。川沿いを移縫別川の水動していると至る所から鳴き声が聞こえます。こんなに魚がいれば、それを食べる者もいるのが自然界。しかしヤマセミの警戒心はものすごく高く、多くの場合はこちらが気付いた時には逃げ飛んでいることがほとんどです。しかし写真のヤマセミは魚探しに夢中なのか、その姿をじっくり見ることができました。この数分後、ヤマセミは川に飛び込みましたが狩りは失敗。白糠ではこうした生き物たちの営みが、蛇口の向こうで日々繰り広げられているのですね。
○PROFILE
六田晴洋 ろくた はるひろ
1986年生まれ。
2021年に白糠町へ移住。
大学卒業後、フリーランスのカメラマンやディレクターとして野生動物や自然風景を撮影している。
【URL】https://rokutaharuhiro.com
