- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道別海町
- 広報紙名 : 広報別海 2025年8月号
本町では、国が実施している「全国学力学習状況調査」に加え、「標準学力調査」を独自に実施し、より詳細な状況を確認しています。本年度の結果をお知らせします。
◆調査の概要について
(1)実施日
令和7年4月10日、11日
(2)実施学年
今年度町内全小学校第2学年から中学校第3学年
(3)実施教科
・小学校(第2・3学年)国語、算数
・小学校(第4・5・6学年)国語、社会、算数、理科
・中学校(第1・2・3学年)国語、社会、数学、理科、英語
(4)内容
前年度学習した範囲
(例)小学校第6学年であれば、前年度第5学年の学習内容
(5)目的
児童生徒の学力向上を図るため、授業方法の改善や学習方法の改善に役立てる。
◆本町児童生徒の結果(標準スコアの平均値)
今年度の結果から、本町の児童生徒の学力は、全国平均と同程度であることがわかりました。
※町内全体の平均値による傾向です。
次の教科で全国平均を上回る結果が示されました。下記の特長が顕著に見られています。
国語:言葉を適切につかえる
算数:情報を整理分析して、それをもとに考えて判断できる
理科:自然事象の特徴について理解している
・身の回りの物質やエネルギー現象について科学的に考えられる
・地球の活動や宇宙とのかかわりについてデータをもとに考えられる
しかし、一部の学年・教科で全国平均を下回る結果となっており、次の点に課題がある可能性があるとの分析が示されています。
算数:割り算を実生活の場面と結びつける
数学:比例を実生活の場面と結びつける
例)「4個で120円のりんごがある。7個買うといくらになるのかなあ?」
◆地域連携を生かして
子どもたちが「学びの楽しさ」を実感するためには、家庭・地域・学校がそれぞれの役割を果たしながら協力して連携することが効果的です。
◇家庭
規則正しい生活リズムの確立や、学校と連携して家庭学習の習慣づけや「がんばっているね。」「一緒に考えよう。」などの温かい声かけが学習意欲を喚起させます。
◇地域
地域イベントやボランティア活動など子どもたちにとっての「学びの場」を広げます。また、登下校の見守りなど、子どもたちの安心安全な環境づくりも学力向上の大きな起因なります。
◇学校
子どもたちに基礎的・基本的な知識や技能を確実に身につけさせるとともに、思考力や判断力や表現力などの「学ぶ力」を育みます。また、子どもたちが主体的に学べる学習活動を展開します。
問合せ:教育委員会【電話】0153-74-9274