くらし 今別の昔話っこ 平成史 第2回

■「展望いさりび」オープン
同級生の蒔絵が吠えた。「観光客の増加に弾みをつけるために高野崎園地内に『展望いさりび』がオープンしたわよね。また、町内の活性化グループも誕生したことを記述してほしいわね。「はい、わかりました」と春助は「広報いまべつ」に目を通していく。
平成元年度の町の観光が4月26日の観光地開きでスタートした。同時に、高野崎に町が建設したユニークな形の休憩所「展望いさりび」もオープンし、大いに観光客増に弾みがつきそうだ。
観光地開きには、境谷和男観光協会長、秋村定末商工会長、町関係者らが出席し、花火の合図とともに、テープカットで幕が上がった。境谷会長は「多くの観光客にきてもらうためにも、施設整備の働きかけをするとともに、観光を町の活性化へつなげていきたい」と前向きな姿勢で話した。
「展望いさりび」の管理は、町が観光協会へ委託し、同協会が出店業者を公募したもので、いさりび会(阿部正博会長・会員9人)が、土産品や軽食の販売などを行うことになった。今までの売店は撤去され、共同店舗が建つことになった。
「いさりび会」については、町内外で大きな反響を呼んでいる。

■活性化グループ『いさりび会』が誕生
高野崎の休憩所に出店することになったいさりび会。公募の末、観光協会が決定した。
会員は9人で、平均年齢が36歳という若さで町の活性化へ意欲を見せている。会員は自営業がほとんどで、観光土産品の開発などを主に、今別町のPRを──と、新企画の打ち出しに一生懸命。
阿部正博会長は、「ウニやエビ、ワカメ、タケノコ、ホタテがたっぷりとはいった〝潮騒ラーメン〟や土産品も置いていますので、町民のみなさんもどうぞおいでください」と、話している。

■八幡町町内会河川公園へ水道敷設
八幡町町内会(大川幸次郎会長)は4月30日、会員総出で今別川の河川公園(西側)水道管を敷設しよう──と、子どもからお年寄りまで80人ほどがスコップなどを持ち寄り、労力奉仕に心地良い汗を流した。