- 発行日 :
- 自治体名 : 青森県今別町
- 広報紙名 : 広報いまべつ 令和7年10月号
■足腰の強い農家へトマト栽培に本腰
足腰の強い農家を目指し、産業おこしへの意識を高めよう──と発足した今別野菜振興会(明田平苗会長・会員数16人)は、平成元年2月9日、今別ホテルで総会を開き、栽培技術の向上に努めるとともに選別、出荷基準の統一を確認しあった。当町は稲作を主体にした農業経営になっていたが、毎年の転作の割り当てにより、米づくりへ依存する体質から抜け出し、複合経営の道を歩まねばならないという背景があった。そこで注目を浴びてきたのが野菜で、米づくりを主にしている農家7人が声を掛け合い、昭和62年(1987年)6月に同会を設立した。完熟トマトの「桃太郎」を栽培ベースにして、アスパラ、ニンニクを作付けした。
当初、50平方メートルから始めたトマト栽培も63年産では3000平方メートルに伸びた。
町では青森地区農業改良普及所、上磯農協の技術指導も得ながら、63年度(1988年)に野菜銘柄産地確立緊急対策事業を導入、ビニールハウスを21棟建設し、施設栽培により所得の向上を図ることにした。
総会では、良品質の安定した出荷量を確保するためにも作付面積の拡大を主に、講習会や先進地視察を行い、出荷体制の確立を目指すことにした。
◇今別・三廏地区衛生センター完成
今別・三廏地区環境整備事務組合用地内で、建設が進められていた埋め立て処分地施設が平成元年10月28日に完成した。
同施設は、一般のゴミを焼却したあとに出る灰を処分する施設で、面積は8560平方メートル。周囲には約4メートルのフェンスが張られ、灰の飛散防止と安全面への配慮がなされた。昭和63年度から2カ年の継続事業で行われ総事業費は2億8891万2000円。
