- 発行日 :
- 自治体名 : 青森県大鰐町
- 広報紙名 : 広報おおわに 令和7年(2025年)7月号
【Vol.1 事業継承を全力応援!!】
21あおもり産業総合支援センター(青森市)では、県内の中小企業者の皆様の創業、売上拡大、経営改善、事業承継など、経営に関する様々な相談に応じています。
今回は、青森県事業承継・引継ぎ支援センターについて承継コーディネーターが紹介します!
◆あなたの事業承継を応援します
みなさん、事業承継という言葉を聞いたことはありますか?
事業承継とは、現経営者から後継者へ事業のバトンタッチを行うことです。事業承継は、全ての事業者がいつかは必ず取り組むことです。誰もが関わる課題です。
▽青森県事業承継・引継ぎ支援センターとは
国が全国に設置した中小企業者の皆さまのための事業承継の相談を受けアドバイスを行うセンターです。公的な機関ですから、相談は無料、秘密は厳守、公正中立なアドバイスを行います。
事業承継は非常に慎重な対応が必要となる案件です。
親族承継の場合は、候補が複数のこともあり、株式や財産の分配の問題も生じてきます。従業員承継の場合には、本人の了解や取得資金の調達の問題があります。親族にも従業員にも後継候補がいない場合には、第三者の引き受け先を色々な手段で探すことになります。
いずれにしても、情報が外部に漏れないこと、関係者の理解をしっかり得ることが求められます。
◆センターはあらゆるお手伝いを行います
事業承継に関して困っていること、分からないことなどなんでも気軽に相談していただきたいと思います。相談は当センター(青森市新町)で受けますが、必要があればこちらから相談者の会社や自宅に出向いて相談を受けることも行っています。
また、周りに聞かれたくない相談内容もありますので、その際には、こちらで別の会場(商工会会議室や公共施設など)を確保し、そこで相談を受けることもしています。
▽事業承継には時間がかかります
事業承継準備期間は全国調査によると、親族内承継で1年以上が6割以上、5年以上が3割となっており、当センターが対応した事例で言いますと、親族承継、第三者承継とも平均して1年から2年はかかっています。
最近よくあるのが、一緒に事業をしている親族への承継を予定しているものの、具体的な対応を後回しにしているうちに、高齢の社長が体調不良になった、認知症になったというケースです。色んな手続きが大変難しくなってしまいます。
円滑な事業承継のためには、ともかく早期の対応が大事です。事業承継のことが頭に浮かんだら、まずはセンターにお気軽にお問い合わせください。よろしくお願いいたします。
お問合せ:青森県事業承継・引継ぎ支援センター(21あおもり産業総合支援センター)
【電話】017-723-1040