子育て いわて県民計画ピックアップ!

一人ひとりの幸福を守り育てる「いわて県民計画(2019~2028)」
10の政策分野
健康・余暇/家族・子育て/教育/居住環境・コミュニティ/安全/仕事・収入/歴史・文化/自然環境/社会基盤/参画
から今回は「教育」をピックアップ!

県は、魅力ある学校づくりを推進するため「いわて高校魅力化推進事業」を全県立高校で展開しています。
今回は、生徒の主体的な探究活動を軸に、地域をはじめ多様な分野との連携・協働を通じて、特色ある高校づくりに取り組んでいる県立大槌高等学校を紹介します。

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いわてグラフ専用サイトの二次元コードがあります。
※二次元コードは本紙またはPDF版をご覧ください。

■地域と共に取り組む魅力ある学校づくり
県立大槌高等学校は、2024年度入学生から普通科を「地域探究科」へ改編し、地域と協働しながら一人ひとりの強み〝ハンマー・大槌〟を育て、地域や社会に貢献できる人材の育成を目指しています。その特色は、大槌町をフィールドに、一人ひとりの興味関心をテーマにした探究活動などに取り組む「総合的な探究の時間」や、国語や数学など5教科に探究的な学びを取り入れた「地域みらい学」の設定など、地域を舞台に課題解決に取り組む学びにあります。
「本校はこれまでも探究活動に力を入れてきたため、地域探究科へは自然な流れで移行できました」と話すのは同校の志田敬(しだ たかし)校長。地域との調整役は、大槌町が配置した魅力化推進員が担い、生徒の学びを支援しています。魅力化推進員兼魅力化アドバイザーの小野寺綾(おのでら りょう)さんは、「大槌町だからこそできる教育の形を模索していきたい」と意気込みます。その他、東京大学大気海洋研究所と共に海について学ぶ「はま研究会」などの魅力ある活動は、全国からの入学生の受け入れにつながっています。
「生徒たちの成長は地域との相乗効果も生み出しており、町の皆さまからは『高校生のおかげで町が活性化している』との声も寄せられています」と志田校長。これまでの取り組みを基盤に、地域と連携して次のステップへ歩みを進めています。

○データ
県立大槌高等学校
大槌町大槌第15地割71-1
【電話】0193-42-3025

写真が2枚あります。
1枚目:東大海洋研の先生方の指導のもと、採取したサンプルを仕分け(はま研究会)
先生と高校生がサンプルをのぞき込んでピンセットなどを使って仕分けをしています。
2枚目:魅力化推進員兼魅力化アドバイザー 小野寺綾(おのでらりょう)さん、県立大槌高等学校 志田敬(しだたかし)校長。
薄いブルーのシャツの小野寺さん、メガネをかけた志田校長が笑顔で並んでいます。
※写真は本紙またはPDF版をご覧ください。

■高校魅力化の新たな取り組み
県教育委員会は、生徒の探究的な学びを伴走支援するため、2025年度から新たに「魅力化アドバイザー」を配置し、探究的な学びの助言支援などを行っています。また、探究的な学びの手法などについて情報交換を行う「探究共創交流会」を開催し、学びの活性化を図っています。

写真:2025年8月1日に開催した「探究共創交流会」の様子
スクリーンのまえでマイクをもって話す女子高校生の話を聞いている参加の高校生たちです。
※写真は本紙またはPDF版をご覧ください。

■県立高校の魅力を「ノート」で発信
県教育委員会は、メディアプラットフォーム「ノート」を活用して、県立高校が実施する探究学習や地域連携の取り組み、生徒の学びの様子などの情報を発信しています。全県立高校と県教育委員会が一体となって、多くの皆さまに高校の魅力を届けています。

ノートの二次元コードがあります。
※二次元コードは本紙またはPDF版をご覧ください。

お問い合わせ:県教育委員会事務局 学校教育室
【電話】019-629-6206