- 発行日 :
- 自治体名 : 岩手県
- 広報紙名 : 岩手県広報誌「いわてグラフ」 令和7年12月号
岩手の誇る文化、自然、食材、そして人。
だから、私は岩手が好き!
それぞれの情熱が架け橋となり、
岩手の魅力を全国・世界へ届けています。
古澤 洋将(ふるさわ ようすけ)プロフィール
滝沢市出身。筑波大学大学院システム情報工学研究科博士前期課程修了後、サイバーダイン株式会社でロボットスーツの開発に従事。東日本大震災津波の発生を機に帰郷し、2016年2月に炎(ほむら)重工株式会社を設立。
■水上ドローンの技術で世界の水インフラの予防保全に挑む
滝沢市から水上ドローンで世界に挑むのは、炎重工株式会社代表取締役の古澤洋将さん。東日本大震災津波の発生を機に岩手にUターン。事業を通じて復興に貢献したいと水上ドローンの開発・製造を行う会社を立ち上げました。「岩手は製造業が盛んな地域。その強みを生かして復興を進めたいと思い、ロボット技術という自分の得意分野で事業を開始しました」と古澤さん。
橋やダムの点検、水難救助、ゴミ清掃など多用途に活用される同社の水上ドローンは、今や国内シェアトップで6割以上を占めるまでに成長。古澤さんは「岩手は、海や河川、ダムなど多様な水域がそろい、水上ドローンの開発・実証に適しています。水や食もおいしく日常生活を送る上でも良い環境です。なにより地元というのが私にとって最大の魅力です」と話します。
ダムや下水道など水インフラの老朽化が世界的にも課題となる中、注目を集めている水上ドローン市場。海外進出に積極的な古澤さんは、「これまで培ってきた実績を踏まえ、海外市場の開拓を進めるとともに、用途に応じた多彩なモデルをそろえて、お客様のニーズに応えられるよう努力していきたいです。水上ドローンの製造を通じて、岩手の雇用創出にも貢献したいと考えています」と語ります。いわての技術で世界に挑みます。
写真が3枚あります。
1枚目:メガネをかけ薄い水色のシャツを着た古澤さんが仕事場で笑顔で座っています。
2枚目:2019 テック イン アジア カンファレンス(インドネシア)
来場者に説明をしている様子です。
3枚目:水上ドローンの開発・運用に使用する大型車両は、災害時の対応や遠隔地での作業における移動式の拠点として役立っています。
白い大型車両の横に立つ古澤さんです。
炎重工株式会社
滝沢市穴口57-9
【電話】019-618-3408
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