くらし 【特集】行こう、だいとう(1)

■道の駅がオープンしました
大東町の国道343号沿いに、道の駅だいとうがオープン!
東西に広い本市で4カ所目の道の駅。
美しい自然に囲まれた新・にぎわい拠点を紹介します。

■ようこそ道の駅だいとうへ~人と人、人ともの、海と山をつなぐ拠点施設が誕生しました
魅力がいっぱいの道の駅ができました。
施設の概要を紹介します。
敷地面積…9,932平方メートル(市敷地6,109平方メートル、県敷地3,823平方メートル)
建物面積…地域振興施設(市施設)860.81平方メートル 道路休憩施設(県施設)238.49平方メートル
駐車場…72台(大型車8台、小型車62台、車いす用2台)、二輪車4台
(1)産直・物販スペース
生産者が手塩にかけた原木シイタケ、リンゴ、米、地元の団体や事業者が開発した加工品、パン、スイーツなどが並びます。陳列棚は、市産材を使って地元の業者が手造り。木のぬくもりに包まれながら買い物が楽しめます。
(2)レストラン
明るい雰囲気のレストラン「食堂だいとう」では、定食や麺類、ソフトクリームなどを提供しています。産直で扱う新鮮野菜や地元産の豚肉などを使ったメニューで地域の魅力をアピールしています。
(3)紙おむつ自販機(市内道の駅(初))
(4)キッズトイレ
(5)ベビーコーナー(授乳室・おむつ交換台)
(6)キッズスペース
※こども連れの外出にも助かる設備をそろえ、子育てを応援しています
(7)イベント広場
(8)オープンテラス
※詳しくは本紙をご覧ください。

▽愛称は室蓬譲水の里
室根山や蓬莱山などの山々に囲まれ、清らかな砂鉄川が流れる大東。郷土の先人・芦東山はそんな美しきふるさとを「室蓬譲水(しっぽうじょうすい)の里」と表現しました。その地に4月17日、この言葉を愛称とした道の駅だいとうがオープン。初日は関係者が出席して開所式が、オープン後最初の週末となった4月19日には記念イベントが行われ、市内外からの来場客で大いににぎわいました。
施設は、陸前高田市と奥州市を結ぶ国道343号の中間に位置し、大東町内各地からのアクセスも良好です。「ひととひと、ひとともの、海と山をつなぎ、未来をひらく 拠点施設(みちのえき)」のコンセプトどおり、沿岸部と内陸部をつなぐ地域の交流拠点になることが期待されています。

▽始まりは地元の熱意
道の駅だいとうの整備は、国道343号渋民バイパスの整備が進んでいた平成28年、地元団体からの要望で検討が始まりました。国道343号沿線に大型車が休憩できるスポットが少なく、ドライバーの休憩場所が求められていたことや、「バイパスが開通すれば大東は通過されてしまう」という危機感も背景にありました。2年後に大東地域「道の駅」整備検討委員会が発足し計画づくりがスタート。市と県が連携して整備する「一体型」の方法で令和5年10月に着工しました。道の駅の登録は県内37駅目。市内では厳美渓、かわさき、むろねに続く4駅目となります。

▽多彩な役割で未来へ
道の駅だいとうは、産直やレストランなどが入る地域振興施設(市施設)と、24時間利用可能なトイレなどがある道路休憩施設(県施設)で構成されます。災害時に備え、非常用電源や貯水槽、備蓄倉庫を整備。これまで産直ふるさと大東(4月13日に営業終了)の運営に携わってきた人たちが中心となって組織した大東産地直売協同組合が指定管理者として運営しています。農林産物の販売拡大、情報発信による観光振興、さまざまなイベントによる交流促進、活気のある地域づくり、災害時の防災拠点。幅広い役割を担う道の駅が、ふるさとの未来を開いていきます。

問合せ:道の駅だいとう(一関市大東町渋民字西風47-1)
【電話】34-7126
営業時間…9時~19時(レストランは11時~15時)
*道路休憩施設は24時間利用可能