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◆農業祭、住宅祭、オーガニックフェス 買い物や体験ブース同時開催でにぎわう
いちのせき産業まつり農業祭(実行委主催)と住宅祭2025(同)は10月25、26の両日、一関の一関ヒロセユードームで開かれ、新鮮な地元産野菜や農畜産物加工品の販売で一関の味覚をPRしたほか、住宅関連事業者の出展や体験ブースが並び、多くの来場者でにぎわいました。
初日は開始とともに親子連れらが次々と足を運び、屋外ブースでお気に入りを品定め。屋内では木製ジャングルジム製作体験がこどもたちの人気を集めました。大工職人顔負けの手つきを見せた澤部大翔(だいと)君(6)は「ハンマーでたたくのが楽しかった」と目を輝かせていました。
両日は有機栽培の農産物をはじめ、飲食物、雑貨などが幅広く出品されたオーガニックフェスタinいわて2025@一関(実行委主催)も同時開催されました。

◆畑沢やさい村で大根の収穫体験 藤沢小児童がずっしり大物ゲット
藤沢の「畑沢やさい村」が野菜を育てている畑で10月28日、藤沢小学校の1年生が大根の収穫を体験し、泥んこになりながら実りの秋を実感しました。
同団体は、高齢者や退職者による野菜作りを通じた地域コミュニティーの維持、景観保持などの取り組みを続け、今回で11年目。以前、葉タバコを栽培していた約30アールの畑を活用して大根を育てており、本年は8月に種まきをしました。児童たちはメンバーから収穫のこつを教わりながら、立派に育った大根を力いっぱい引っこ抜き、高く持ち上げて周囲を驚かせていました。
佐藤一樹(かずき)君(6)は「思ったより簡単に抜くことができた。みそ汁にして食べたい」と満足げでした。

◆宮沢賢治を思い「雨ニモマケズ」朗読会 それぞれのスタイルで世界観を表現
第13回「『雨ニモマケズ』朗読会」(石と賢治のミュージアム主催)は11月3日、東山の同ミュージアムで開かれ、出演者が宮沢賢治作品の世界観を朗読や楽器演奏、吟詠、演劇風といった多彩なスタイルで表現しました。
旧東北砕石工場で技師として働き、東山と縁が深い賢治の精神を継承しようと、没後80年に当たる平成25年から開催。今回はゲストを含む12組が出演し、情感たっぷりの語り口や英語で披露したり、歌唱を交えたりしながらの発表で会場を魅了しました。
同ミュージアムの菅原淳(じゅん)館長は「大賞や賞品があるわけではないが、満足感と皆さんからの優しい拍手、そして賞賛の言葉がある」と朗読会の開催意義を語りました。