くらし 地域の話題

■森林保全 市有林をフィールドに自然を守る活動 ワタミ森づくり活動記念「森開き式」
5月28日(水)、高田町大隅地内の市有林で、ワタミ(株)の社員約40人が森林保全活動を行いました。
これは、市が市有林を提供し、企業が自社の研修やレクリエーションのフィールドとして活用することで森林機能の増進と地域の活性化につなげる、「企業等による森づくり制度」に基づく活動の一環として初めて行われたものです。
活動に先立ち現地では「森開き式」が行われ、「ワタミの森」と記された看板が除幕されるなど、記念すべき1回目の活動を喜び合いました。続いて、社員の皆さんは苗木の成長を促す下草刈りに取り組み、初夏を思わせるような晴天の中、笑顔の活動を通じて貴重な自然を残していく大切さを学んでいました。

■何ができる? 一緒に考えてみませんか 陸前高田で気候変動を考える会
6月1日(日)、奇跡の一本松ホールを会場に、陸前高田しみんエネルギー(株)主催の「陸前高田で気候変動を考える会」が開催され、関係者を含む25人が参加しました。
同社の大林(おおばやし)まい子(こ)さんは「近年の温暖化などで気候変動を実感していない人はいないと思うが、一方で気候変動を考える場がないと思っていた。今後は定期的に本会を開催し気候変動について考えていきたい」とあいさつ。
その後、参加者の皆さんは、気候変動に関する映像の視聴や参加者同士での話し合い、市内でわかめを生産している三浦尚子(みうらひさこ)さんによる「近年の海の変化」についてのお話などを通じて、気候変動についての理解を深めていました。

■海開きに向けて 気持ちよく過ごせる砂浜へ 大野海岸で海浜清掃と津波避難訓練を実施しました
6月3日(火)、広田町の大野海岸で、広田小学校や高田高校の児童・生徒や先生、地域の住民約200人により、砂浜の清掃活動が実施されました。
本清掃活動は、砂浜の景観美化のため毎年行われ、本年も7月19日(土)に予定されている海開きを前に実施。清掃活動の後には大地震と津波の発生を想定した避難訓練も実施されました。
清掃活動に参加した加藤大翔(かとうひろと)さん(広田小4年)は「思っていたより流木が多かった。今日はきれいにできて良かった」と達成感に満ちた表情で振り返りました。

■優しい花を 手を取り合って 人権の花運動
「人権の花運動」の花の苗の寄贈が6月11日(水)から13日(金)にかけて市内小中学校5校で行われました。
本運動は市人権擁護委員が市内の小中学校を訪れ、花の苗などを贈呈し、それを子どもたちが協力して育てることによって、生命の尊さを実感し、豊かな心を育み、優しさと思いやりの心を体得することを目的に例年実施されているものです。12日(木)の小友小学校での贈呈式では、同委員の菊池政雄(きくちまさお)さんが「皆さんで協力し、責任をもって育ててもらいたい。そうして、花を思いやる気持ちで人と接してほしい」と本運動に込められた思いを伝え、児童へ花の苗を手渡しました。

■野球で笑顔に 野球の楽しさを体感 PLAY BALL2025 in RIKUZENTAKATA
6月15日(日)、小友グラウンドを会場に、投げる、打つ、走るなど野球の基礎的な5つのメニューを体験し、野球に親しむイベントが開催され、5歳から10歳までの野球未経験の子どもたち約100人が参加しました。当日は、元大リーガーのマック鈴木(すずき)さん、元女子プロ野球選手の久保夏葵(くぼなつき)さんをスペシャルゲストとして招待。ゲストによる投球や柵越えを連発した打撃では、子どもたちの歓声が沸き上がりました。
参加した本多大和(ほんだやまと)さん(米崎小1年)は「普段は5年生のお兄ちゃんとキャッチボールなどをしている。今日は特にバッティングの練習が楽しかった」と充実の表情でイベントを振り返っていました。

■心の復興 震災後の陸前高田市を舞台に 日比共同制作映画「この場所」が上映
フィリピンの映画制作会社と日本のスタッフらによる共同制作で、昨年本市を舞台に撮影が行われた映画「この場所」の上映会が、6月20日(金)、21日(土)に市コミュニティホールなどで開かれました。
本市で創作活動を続けるフィリピン人のハイメ・パセナ2世さんが監督を務め、震災の傷痕を背景として、父の死をきっかけに出会った異母姉妹の心の復興を描いた本作品。
当日は撮影に関わった市民らが作品を見守ったほか、上映前にはパセナさんや主人公を演じたギャビー・パディラさんらが佐々木市長を表敬訪問し、本市での上映会開催を喜び合いました。

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問合せ:市役所企画政策課
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