- 発行日 :
- 自治体名 : 岩手県陸前高田市
- 広報紙名 : 広報りくぜんたかた 令和7年7月号 No.1192
■ゼロカーボン(脱炭素)とは…温室効果ガス、特に二酸化炭素(CO2)の排出を実質ゼロにすること
本市は、2050年カーボンニュートラルに向けて環境省が選定する脱炭素先行地域に選ばれました。
本連載では、市が推進する脱炭素に向けた取り組みについて紹介していきます。
●営農“強化”型太陽光発電の推進
・中心市街地エリアの津波被災跡地などに営農“強化”型太陽光発電設備を導入し、農業振興を図ることで、耕作放棄地や営農不適地を緑に変える土地利活用のモデルを推進します。
・新規就農者の確保や福祉との連携などにより、新たな雇用創出を目指します。
・太陽光パネルで発電した電力を地域に供給し、再生可能エネルギーの地産地消を推進します。
●営農“強化”型太陽光発電とは
農地に支柱を立てて太陽光発電パネルを設置し、その下で作物を育てる仕組みを営農型太陽光発電といい、ソーラーシェアリング(solar sharing)とも呼ばれます。陸前高田モデルとして取り組む営農“強化”型太陽光発電の特徴は、ソーラーパネルをブドウなどの果樹栽培の棚や雨除けとして活用することで、営農者の投資負担を減らし、作業の省力化などにつなげる点です。
また、ポット式の栽培方法を採用することで、営農に適さない土地でも作物を育てることができます。現在、ワタミオーガニックランドにおいて、2カ所でブドウを栽培しています。
●本市が取り組む脱炭素先行地域計画について
計画名:脱炭素と資源循環で実現する農林水産業振興
~復興の先の創造的産業振興モデル~
・ブドウが結実する部分はパネルが雨よけとして機能し病気抑制(袋かけ作業が不要)
・架台に取り付けたワイヤーに枝を誘引し、パネルの間で光合成促進(ブドウ棚の投資が不要)
問い合わせ先:市役所脱炭素推進室脱炭素推進係
【電話】(内線341)