くらし 特定外来生物の駆除について

皆さんは「特定外来生物」を知っていますか。市内でも広く生育が確認され、農業被害や生態系被害が懸念されています。その生態と駆除方法を確認し、所有する土地などで見つけた場合には、早期駆除をお願いします。

■特定外来生物とは
元々日本での生育はなく、人間活動によって持ち込まれた海外起源の外来種のうち、農林水産業や生態系などに被害を及ぼすとして「外来生物法」で指定されています。
植えることや生きたまま運搬することなどは原則禁止されており、違反した場合は懲役や罰金が科せられます。
市内では、黄色の花が特徴の「オオハンゴンソウ」や長いツルと実のトゲが特徴の「アレチウリ」などが確認されています。

■どんな被害が出るのか
特定外来生物は繁殖力が強く、放置すると在来の植物や農作物を駆逐し、一面を覆いつくすように広がっていきます。

■駆除するには
小さいうちや、種をつける9月より前に根から全体を抜き取ることが効果的です。残った根や種は、再び発芽する可能性があるため、継続的な駆除が必要です。また、生きたまま運搬することができないため、ごみ袋などに入れて枯死させてから可燃ごみとして処分してください。除草剤は効果がありますが、他の植物も枯らしてしまうため、使用には注意が必要です。

問い合わせ:環境課
【電話】656-6510