くらし 軽米の輝き人 vol.58

■舞台に立ち続けて40年 心で舞い 心に届ける
軽米町文化協会 「縁舞会」 代表
日向 日出男
HINATA HIDEO

軽米町文化協会に所属する縁舞会(えんぶかい)の代表を務める日向日出男(ひでお)さん(長倉)。縁舞会は令和5年に発足した団体で、現在は町内の観音林、円子、笹渡、長倉地区から集まった6人で活動している。新型コロナウイルスなどの影響で、前身となる軽米芸能愛好会が解散することとなった。その後も「やっぱり踊りたい」という仲間の思いが重なり、新たな形でスタートを切った。
日出男さんが踊りにのめり込むようになったきっかけは、妻のヒデさんの存在だった。若い頃から2人で地域の演芸会にも参加し、40年近くにわたり舞台に立ってきた。「縁舞踊は、演歌や歌謡曲に合わせて振り付けを行い、『心で舞う』ことを大切にする踊り」と熱く語る。現在は八戸を拠点とする花美流にも所属し、稽古を重ねている。
毎週土曜日には宇漢米館で稽古を行い、曲に合わせ振り付けを何度も繰り返し、完成度を高めている。舞台に立つ際に大切にしているのは「お客さん」。声援が何よりの励みで、「軽米のお客さんは反応がよく温かい。それが何より力になる」と笑顔を見せる。
令和7年12月には「第1回軽米・芸能まつり」を開催した。主催者側として尽力し、想定を超える来場者数に手応えを感じた。「続けることに意味がある。仲間と一緒に楽しみながら、町を少しでも明るくできたら」。縁舞会は現在、新たな仲間を募集しており、年代を問わず踊りに興味のある人を歓迎している。踊りを通じて地域ににぎわいを届ける日出男さんの挑戦は、これからも続いていく。