子育て 軽米の輝き人 vol.48

■軽米町立 晴山小PTA
Hareyama Elementary School PTA

晴山小学校PTA(大志田匠祐(しょう)会長)は、令和6年度優良PTA文部科学大臣表彰を受賞した。学校行事や健康づくり活動、山内神楽の伝承活動などの各種活動を、学校と保護者、地域が連携・協働し展開していることが評価され、今回の受賞につながった。
同小PTA会長の大志田さんは、一戸町の出身で結婚を機に軽米町に移住。現在は、実家の畜産業に汗を流す傍ら、晴山小の子どもたちのために、PTA活動にも精力的に取り組む。親子で取り組む健康チャレンジウイークでは、各家庭での取組をPTAが自らとりまとめるなど、学校に頼り切ることなく主体的に活動を進めている。各家庭においても、多くの保護者が子どもに寄り添い一緒に取り組む。「人数が少ないこともあり、会員のつながりも強い。みんな協力的」と、各種活動がうまく展開できている理由を分析している。
現在のPTA会員は37名。人数が少ないなかで効果的な活動が進められるよう、これまで6つあった専門委員会を3つに統合するなど、組織の改善を図ってきた。仕事やPTA活動に勤しむ傍ら、自らは消防団にも所属し、地域の安全安心を守っている。
「自分たちの活動が、子どもたちの学校生活につながっていると感じることがPTA活動のやりがい」と話す大志田さん。地域のつながりを大切に、これからも「地域のたから(こども)」を守り、育む活動が期待される。