- 発行日 :
- 自治体名 : 岩手県軽米町
- 広報紙名 : 広報かるまい 令和7年6月号(no.795)
■いわてグルージャ盛岡 田中春希
TANAKA HARUKI
○挑戦の先にある成長を信じて 今日も前へ
いわてグルージャ盛岡でゴールキーパーとして活躍する田中春希(はるき)選手は、軽米町出身。小学校1年生で町のスポーツ少年団に入団し同級生と汗を流した。地元の仲間や近所の先輩に影響を受け、自然とサッカーの道に進んだという。
中学は盛岡市立見前南中学校、高校は静岡の磐田東高校でジュビロ磐田ユースに所属。プロ選手の姿を日常的に感じる恵まれた環境で技術を磨いた。中学時代には「諦めない気持ち」など人間性を重んじる指導を受けたことが、自身の支えになっていると語る。
「一番落ち込んだのは、自分のプレーが通用しなかったとき。でも、そこで逃げなかったから今がある」プロへの道は平坦ではなかったが、試練を乗り越えてきた自信が言葉ににじむ。
いわてグルージャ盛岡には2025年シーズンから加入。チーム最年少ながら、試合に出場することを目標に日々トレーニングに励んでいる。「地元の皆さんの前でプレーを見せられるよう頑張りたい」と力強く語る。
軽米の自然や仲間との思い出は今も心の支えである。サッカーを続ける子供たちには「まずは楽しむこと。それが何より大事」とエールを送る。
座右の銘は「一喜一憂しない」。常に冷静に、前を向く姿勢で、これからもプロの舞台で挑み続ける。