くらし 市政トピックス

◆定禅寺通の新たな可能性―定禅寺アートストリート2025開催
8月23日から9月7日まで「定禅寺アートストリート2025」が開催されました。定禅寺通の新たな魅力やにぎわいを生み出すことを目指し初開催されたこの取り組みでは、仙台・東北にゆかりがあるアーティストの作品展示やステージイベントなどが行われました。
定禅寺通中央緑道には、定禅寺通沿いの建物内から撮影した写真28枚を展示。建物の中という意外なアングルから映し出された定禅寺通に、訪れた方は撮影場所を予想しながら興味深そうに写真を眺めていました。
西公園の特設会場では、日替わりでさまざまなジャンルのアーティストによる演奏や演劇などが行われたほか、野外で映画作品などが上映されました。最終日には、仙台市出身の作曲家・鍵盤奏者の秩父英里氏とタップダンサーの熊谷和徳氏が共演し、息の合ったパフォーマンスを披露。一夜限りの特別なステージに、訪れた方からは雨の中にもかかわらず大きな歓声が上がっていました。
このほか、写生の公開制作や定禅寺通の変遷をたどるスタンプラリーなども行われ、アートを体感する16日間となりました。

◆泉中央で活動する団体がまちづくりビジョンを市長へ提出
市では、泉区役所の建て替えに合わせ、泉中央エリアのにぎわい創出に向けた取り組みを進めています。8月19日、民間団体で組織された泉中央活性化ネットワークより、エリアの目指す姿などをまとめた「泉中央エリアまちづくりビジョン」が市長に手渡されました。
ビジョンでは、泉区役所(区民広場)・泉中央駅前地区・七北田公園の3つの拠点を結ぶことで、回遊性を高め、エリア全体のにぎわい創出につなげることを想定。
「子育てしやすい」「多世代が活躍している」など、住民・来訪者目線と事業者・プレイヤー目線から目指す姿を整理し、その実現のための方向性を示しています。郡市長は「わくわくするビジョンをまとめていただき、心強く思う。泉中央エリアがより一層市民に愛され、にぎわいが増すことを願っています」と述べました。
市では泉中央活性化ネットワークと連携しながら、まちづくりを進めていきます。

◆森林地域での太陽光発電事業の立地自粛を強く要請
森林の大規模伐採を伴う太陽光発電事業は好ましくないという本市の姿勢を明確に示すため、「杜の都・仙台の豊かな森林を未来へつなぐための太陽光発電事業の立地に係る指導方針」を策定しました。
市ではこれまでも森林地域での太陽光発電事業に係る環境影響評価制度を段階的に厳格化してきましたが、森林の大規模伐採を伴う太陽光発電事業の立地は生態系の破壊や土砂災害リスクの増加、地域の暮らしへの悪影響が懸念されることから、従来の指導方針を全面的に改訂。森林地域における敷地面積1ヘクタール以上または出力400キロワット以上の太陽光発電事業を対象に自粛を強く求めるほか、立地を検討する場合には環境影響の予測・評価などの手続きを求め、立地選定の妥当性を厳しく審査することを通じて事業の抑止を図ります。
本指導方針は9月2日から施行。無秩序な自然改変に厳正に対処し、自然や地域と共生した良好な都市環境を将来にわたり確実に守り抜いていきます

◆行財政改革の取り組みを進めています
市では、行財政改革や市民協働、組織力向上などの取り組みを着実に推進するため、令和4年3月に「仙台市役所経営プラン(令和4年度~令和8年度)」を策定しました。市の目指す姿として、「未来世代に責任ある財政運営」「想定外の危機をしなやかに乗り越える組織」「デジタル化によるサービスと組織のアップデート」「協働による新たな価値の創発」「働く場として選ばれる組織」の5つを掲げ、歳入増加や歳出見直しなどの取り組みを行っています。
このたび令和6年度の実績がまとまり、取り組みの効果額は約49億円となりました。今後も、市のさまざまな施策を支える行財政改革の取り組みを推進していきます。

▽主な取り組み
・市税の収入確保
・市有地等市有財産の処分と有効活用の推進
・データ利活用推進
・若者が活躍するまちづくりの推進

◎「仙台市役所経営プラン(令和4年度~令和8年度)」の実績は、市役所本庁舎2階市政情報センター、宮城野区・若林区・太白区情報センター、市ホームページでご覧いただけます