- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県多賀城市
- 広報紙名 : 広報多賀城 令和7年12月号
スポーツウェルネス施設(総合体育館と市民プールを集約した施設)
■基本構想策定の背景
・総合体育館は昭和54年、市民プールは昭和57年に開館し、施設の老朽化が深刻な課題です。
・学校プールについても市内全10校(小学校6校、中学校4校)それぞれの屋外プールが築30年以上経過しており、修繕や更新には多額の費用が必要です。
・こうした中、令和6年3月に「多賀城市公共施設等総合管理計画」を改訂し、「縮充」の考え方のもと、総合体育館および市民プールは、小中学校プールの段階的廃止と併せて、市内中央区への移転を検討することとしました。
■これまでにない「新しい体育施設」を目指して
・スポーツは身体的な健康の維持・向上にとどまらず、精神的・社会的な側面においてもWell-beingに大きく寄与する活動であり、スポーツの持つチカラをより多くの市民に波及させることが重要です。
・そのためには、従前の施設が持っていた機能の維持にとどまらず、より多くの皆さんが気軽に訪れて滞在・交流できるよう、さまざまな利用形態について多角的に検討する必要があります。
・そこで本市では新しく整備する施設を、だれもが、いつでも親しみ、楽しむことができる市民の生涯スポーツ推進拠点として、「スポーツウェルネス*施設」と呼び、これまでにない施設とするべく検討を進めることとしました。
*ウェルネス(Wellness)…単に病気ではない状態に留まらず、輝くように生き生きしている状態
■事業対象地の概要
建設事業対象地は、民間事業者(ミサワホーム株式会社)により開発が進められている東北学院大学多賀城キャンパス跡地(約11.5ヘクタール)内とし、その一部(旧野球場の辺り)を取得して整備します。
所在地:中央一丁目23番および161番の一部
敷地面積:約14,500平方メートル
□事業対象地決定の3つの視点
(1)政策上の視点
多くの人に利用される施設を目指し、市中心部に整備することにより、多賀城駅からの人の流れに連続性や他の施設との相乗効果による交流人口の増加を狙います。
(2)防災の視点
施設利用者の安全配慮の点に加え、大規模災害が発生した場合でも十分に機能する避難所確保の必要性から、最大規模の津波浸水想定区域外へ移転を決定しました。
(3)交通アクセス性の視点
公共交通機関によるアクセス性の向上や各学校からのバスなどによる移動時間を考慮しました。
■基本理念(メインコンセプト)
「運動する日も、しない日も。」
SWing!Tagajo
□「SWing!」(スウィング)
”S”ports and ”W”ellnessが常に実践されている(be”ing”)場、そして、Well-be”ing”な暮らしが実現する場を目指したいと考え、「SWing!」としました。
■基本方針(サブコンセプト)
方針1:体育施設でありながら、その枠にとどまらない新しい「スポーツウェルネス施設」
方針2:いつでも、どんな人も優しく迎え入れる場所、もしもの時にも頼れる「安心の場」
方針3:多賀城ならではの魅力を創出し、世代を超えて未来に紡がれる「まちのシンボル」
■事業スケジュール
令和12年度(2030年度)中のオープンを目指し、検討を進めます。
*事業スケジュールは、今後変更する可能性があります。
■本構想を含めた事業の進捗状況など
本構想は、資料編を含め市HPに掲載しています。詳しくは、市HPを確認してください。
今後の事業進捗状況などについても、市HPを随時更新していきます。
