- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県栗原市
- 広報紙名 : 広報くりはら 令和8年1月号
(245) 伊治城跡出土品
築館地区城生野に所在する照明寺の元住職松森明心氏は、大正から昭和の長年にわたり、旧富野村周辺で見つかった石器、瓦、土師器、須恵器などの遺物を収集していました。遺物には発見した場所、日付が書かれており、これらの資料は「松森コレクション」と呼ばれています。また、同氏は城生野地区内の土塁や空堀の位置を記録して伊治城の略図を作成しました。
旧築館町は「松森コレクション」の中で、伊治城跡に関連する重要なものを「伊治城跡出土品」として町の有形文化財に指定しました。その後、東北学院大学の加藤助教授(当時)の下で学生がこれらの資料を実測調査し、町は、同氏の了解を得て「伊治城跡出土遺物目録」として昭和44年12月に刊行しました。
このように、松森氏が収集した遺物は発掘調査以前の伊治城に関する研究の基本的な資料となるものです。また、松森氏が収集した遺物には、明治36年に築館地区富根岸の大沢横穴墓から発見された蕨手刀、土師器なども含まれており、その一部が、現在、築館出土文化財管理センターで展示・収納保管されています。
種別:市指定有形文化財 考古資料
指定日:昭和39年8月24日
所有者:個人
問合せ:教育部文化財保護課
【電話】42-3515
