健康 シリーズ 健康づくり 第196回

■6月4日～10日は「歯と口の健康週間」です!
歯を失う原因のほとんどは、むし歯や歯周病によるものといわれています。歯や歯ぐきに歯垢が付着したまま放置すると、むし歯や歯周病につながります。何歳になっても、自分の歯でよく噛んでおいしく食べることができ、会話を楽しめるよう、歯の健康づくりを見直してみましょう。

▽虫歯予防の4つのポイント
(1)甘い物は、時間・回数を決めて飲食しましょう
甘い飲食物は、細菌が酸を作るもとになり、歯が溶ける原因になります。また、甘いものをダラダラ飲んだり食べたりすることで、歯の表面が溶ける時間が長くなります。
(2)毎食後に歯磨きを行い、歯垢を取り除きましょう
毛先が広がらない程度の軽い力で、1本ずつ細かく歯ブラシを動かして磨きましょう。歯と歯ぐきの間は、歯間ブラシやデンタルフロスの使用がおすすめです。
(3)フッ化物(歯磨剤や塗布、洗口)を利用しましょう
フッ化物には、再石灰化を促す効果や、細菌が作る酸の量を減らす効果、歯の質を強化する効果があります。フッ素入り歯磨き剤のほか、歯ブラシでは届かない歯の溝や歯ぐきに浸透し、効果を発揮するフッ化物洗口(フッ素が配合された液体でのブクブクうがい)の利用もおすすめです。食後の歯磨きと一緒に取り入れてみましょう。
(4)かかりつけ歯科医をもちましょう
むし歯等の口腔内のトラブルは自覚がないうちに進行します。かかりつけの歯科医をもち、年に1～2回定期的に歯科健診を受けましょう。