くらし 危険 ツキノワグマの出没に注意!

■9月からは特に要注意!
今年はまだ暑さが続くと言われていますが、秋はクマが冬眠に備え、エサを求めて行動範囲を広げる時期です。
村でのクマの目撃件数は、8月末現在で35件となっており、大量出没した令和5年度の同時期と比較し約2倍となっております。
また、今年はブナの実の大凶作が予測されていることから、今後も大量出没や人身被害の発生が危惧されます。いつでも・どこでも・誰でもクマに遭遇する可能性がありますので、最大限の注意を払ってください。

■クマに出会わないための3つの行動
山や森に入る機会が多い方はもちろん、集落周辺でも注意が必要です。次の3つの点を守るだけでも、遭遇のリスクを大幅に減らせます。

・「食べ物」を放置しない
生ゴミ、米ぬか、カキ・クリなどの果樹、収穫後の農作物など、クマを誘引するものは屋外に放置せず、適切に管理してください。
・「早朝や夕方」に出歩かない
クマが特に活発になるのは、早朝や夕方、そして霧の深い日です。この時間帯は、できるだけ外出を避け、出掛ける場合は複数人での行動を心がけましょう。
・「音」を出して歩く
クマは聴覚が優れているため、人間が近づいていることに気づけば自ら避けてくれます。鈴やラジオ、笛などを鳴らして、自分の存在をクマに知らせましょう。

◆もしも、クマと出会ってしまったら
万が一、クマと遭遇してしまった場合、パニックになるのは厳禁です。落ち着いて、次の行動をとりましょう。
・「走らない・大声を出さない」
背中を見せて走ると、クマは追いかける習性があります。また、突然の大声はクマを興奮させてしまう可能性があります。静かにゆっくりと、クマから目を離さずに後ずさりしてその場を離れましょう。
・「クマ撃退スプレーを使用する」
やぶの近くで農作業をするときや山に入るときなど、クマとの遭遇にリスクが高い場合に携行しましょう。
・「顔と頭を守る」
避難する場所がない、撃退スプレーの噴射が間に合わない場合、とにかく顔と頭を守りましょう。腕で顔や首をかばい、顔を伏せることで顔の大ケガや致命傷を防ぎましょう。
※上記「もしも、クマと出会ってしまったら」はあくまで参考となりますので、人命を最優先に行動してください。
クマを目撃したり足跡などを見つけた場合は、産業振興課または横手警察署までご連絡ください。

小屋、車庫、人家の扉はこまめに閉めるのじゃ!
クマが侵入する恐れがあるぞ!

問合せ:
産業振興課【電話】47-3406
横手警察署【電話】32-2250