くらし 金山町町制施行101周年記念企画 かねやま未来図

金山町町制施行100周年を迎え新たな一歩を踏み出した金山町。「金山の未来」をテーマに各地区からご寄稿いただきました。この節目の年に金山町の未来の姿を想像し、共に希望に満ちた地域社会を築いていきましょう。

■これからの地域づくりを考える 十日町地区 区長 柴田 純一(しばたじゅんいち)さん
金山町に生まれ育ち、70年以上その移り変わりを見てきました。今も昔も、美しい景観、優しい人柄、その魅力的な土台に変わりはありません。しかし、地域というものを考えた時、少子高齢化、関係の希薄化など、徐々に変化してきたものもあります。令和6年10月5日、100周年記念式典において、消防団長として大変光栄なことに「かねやま未来ビジョン」の宣言をさせていただきました。その内容のとおり、社会の変化を受け入れ、未来あるこども達に引き継いでいける町づくりを行っていくことは、使命であるように感じています。これまで十日町ボランティアで行ってきた、一人暮らし高齢者への手作り弁当配布や、10年間継続してきた県道の清掃と花植えのマイロードサポート事業。その活動の範囲は決して広くはありませんが、町民一人一人が主体となる小さな活動の積み重ねが、今まで以上に必要になるでしょう。私が今まで続けてこられたのは多くの支えがあったからです。感謝の気持ちを忘れることなく、これからも積極的に活動していきます。
地区:156世帯 378名 ※令和7年3月末時点

■羽場地区のこれから 羽場地区 区長 高橋 良孝(たかはし よしたか)さん
総戸数140戸の当地区は戸数こそ維持されているものの、地域全体の傾向である超高齢化及び単身世帯による住人の減少は顕著であると感じていますが、赤十字奉仕団及びボランティアグループ(育成会・婦人会・壮樹会・白寿会)を中核として従前からの数々の行事・事業を内容変化させながらも継続する努力をしています。このような流れは今後も進んでいくのでしょうが、地区という最小のコミュニティは暮らしている距離の近さから、防災及び災害時はもちろん地区の皆さんの民度や幸福度に影響を与える組織であることに変わりなく、その役割は益々重要であると感じています。今後はタブレットを有効に活用し、地区内連絡や回覧板のタブレット版発信を行う予定です。日時等の見返しが出来るので行事等への参加を増やすきっかけになるのではないかと期待をしつつ、元気な声の聞こえる地区でありつづけたいと望んでいます。広報への寄稿を送付いたしますので、よろしくお願いいたします。
地区:138世帯 379名 ※令和7年3月末時点