くらし 謹賀新年~活気があり、エネルギッシュな年村民の活躍に期待~
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- 自治体名 : 山形県大蔵村
- 広報紙名 : 広報おおくら 令和8年1月号
新年、明けましておめでとうございます。
村民の皆様方には、輝かしい新春を穏やかにお迎えのことと謹んでお慶び申し上げます。
常日頃から村政運営に格別のご理解とご協力を賜り厚くお礼を申し上げます。
昨年を振り返りますと、まずは、3年連続の記録的な猛暑でありました。気象庁肘折観測地点における7月の日最高気温は33・8度、平均気温は24・1度、いずれも観測史上最高を記録しました。加えて7月の月降水量の36・5ミリは観測史上最も少ない雨量となりました。
また、令和6年7月に発生した梅雨前線による豪雨災害からの復興の年でもあり、村道等の公共土木施設3・8億円、農地農業用施設は令和8年分を除き2・1億円を投じてほぼ復旧することが出来ました。
さて、我が国は、2025年に団塊世代が全員75歳となり、団塊ジュニア世代が高齢者に突入する2040年を控え、社会保障制度や財政の持続可能性、地域活動の担い手の減少等、超高齢化による様々な社会問題を抱えています。本村においても同様で、人口は減少しているものの高齢者数は横ばいで、高齢化率は44%を超え、今後も更に上昇することが予想されます。
また、高齢者世帯、高齢者の一人暮らしが増加し、住み慣れた地域で安心できる生活を維持することが難しい様々な事例も出てきており、地域や民生委員と連携して、より一体的に包括的な対応が求められています。
こうした状況を踏まえ、地区のサロンなど仲間と集える「憩いの場」を提供することに加え、冬期間の見守り巡回業務などを実施し、様々な手法で提供する「見守り支援」を強化していかなければなりません。更に、健康で豊かな生活ができるよう、「ピンピンピック」の開催などを通じ、介護予防事業を中心とした健康寿命の延伸に向けた取組を一層推進して参ります。
農業振興につきましては、7月の猛暑、水不足で品質低下が懸念されましたが、一等米比率が90%を超え安堵いたしました。米価は、一昨年からの米不足から、1俵約3万円、昨年より更に1万円高くなり過去最高額となりました。こうした状況は、消費者の「コメ離れ」が心配され、コメ事情が益々混迷することを懸念しています。米価の高騰により農業収入は増えたものの、一昨年まで続いた米価低迷期の厳しい経営状況と昨今の生産資材の高騰、価格転嫁のできない米生産を思うと、流通過程の合理化やコストの削減等、この機会に根本から見直されることを強く期待したいものです。
園芸作物においては、近年産地の自然災害が影響してか市場単価が高水準で推移し、特にトマトは2年連続で5億円を超える生産額を確保しております。一方で生産農家の事業継承と新規就農は喫緊の課題であり、関係機関が一体となって、県下一のトマト産地を維持していきたいと思っております。
中山間地域については、農家の高齢化は避けることができません。中山間地域等直接支払制度の有効活用を図っていただき、地域にあった農地の再編も必要と思います。加えて、村重点振興作物のピーマンやししとう等の高収益かつ軽量作物を積極的に推進していきたいと考えております。
観光産業につきましては、若者定住促進等緊急プロジェクト事業として平成9年9月に第3セクターで設立した肘折いでゆ館、カルデラ温泉館の運営会社「肘折温泉郷振興株式会社」を28年の歳月を経て令和7年3月に解散いたしました。温泉供給施設等の老朽化や人材不足に対応できなかったことは否めませんが、アフターコロナにおいて、「肘折温泉郷」に対するニーズの変化に的確に対応していかなければならず、今後は観光協会を中心に村直営で運営していくことといたしました。
国内の観光需要は、物価が引き続き上昇する一方で、雇用や給与に関しては改善され、県内各地の観光地も国内外の旅行者でにぎわいを取り戻しております。観光産業における交流人口の拡大は、地域振興活性化にはなくてはならないものであり、それぞれの立場での課題解決に向けた施策を積極的に支援して参ります。
最後に、役場新庁舎建設でございますが、村民皆様方のご理解とご協力をいただき、令和5年度からの建設用地買収、造成工事、そして、昨年7月、新庁舎本体の建設工事がスタートいたしました。工期は、本年11月末完成、ちょうど1年後、令和9年1月4日開庁予定であります。引き続きご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。
今年の干支は「丙午(ひのえうま)」です。
丙は「燃え広がる炎」、午も「真夏の火」を意味します。火の力が重なる干支とされ、勢いの強さや激しさ、情熱、そして活気にあふれ、非常にエネルギッシュな年になると言われています。
村民一人ひとりが持つ、個性と才能、そして丙午の燃えるような情熱を、それぞれの分野で、存分に発揮して下さることを心から願っております。そうした活躍が、村全体をより豊かに、より明るく照らす光となることを確信しております。私自身、令和8年は活力にあふれ、物事が力強く進展し、常に新たな飛躍ができるよう心がけて参ります。
結びに、本年が穏やかな年であり、村民皆様にとりまして、幸多き素晴らしい年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
大蔵村長 加藤正美
