- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県
- 広報紙名 : つながる ふくしま ゆめだより 令和7年6月号
福島県内で夢に向かって新たなチャレンジをしている方、地域を盛り上げるために頑張っている方を紹介します!
■電気工事士の仕事に興味を持つ人が増えるといいな!
石川(いしかわ)禾奈子(かなこ)さん(西郷村)
小学4年生の禾奈子さんは、2024年に「第一種電気工事士」「第二種電気工事士」に合格した“電工少女”。電気工事士は電気設備の工事などを行う際に必要な国家資格で、学科と技能試験があります。第一種、第二種ともに技術だけではなく、電気理論や配線図の知識、施工スピードも求められます。それぞれ合格すると一般住宅や店舗、工場、ビルなどの電気設備を取り扱うことができるようになります。第一種電気工事士の合格率は30〜50%といわれており、小学生が合格するケースは全国でも希少です。
禾奈子さんは電気工事会社を営む母を持ち、2歳の時には電気に興味があったそうです。「工事現場で作業をする社員のみんなを見てかっこいいと思いました」と禾奈子さん。「勉強して資格を取ったら工事ができるようになるよ」とお母さんが教えてくれたのがきっかけで、資格挑戦を決意し勉強を開始。技能試験対策では社員に専門用語の読み方や意味を教えてもらいながら、試験の候補問題を100回以上解きました。また、扱うために力が必要な工具を使った試験もあるため、握力も鍛えたのだとか。
将来の夢を聞くと、「現場でみんなと働くことです。電気工事士のことをたくさんの人に知ってもらい、興味を持ってもらえるように伝えて、働く人を増やしたいです!」と元気に答えてくれました。