健康 子宮頸がんを予防するHPVワクチンの接種はお済みですか?

■次の方は終了間近! 平成9年4月2日から平成22年4月1日生まれの女性
対象者で接種が完了していない方の、無料で接種できる期間が3月31日で終了します。接種希望の方は、早めに市登録医療機関へご予約ください。
※期間内に全ての接種を完了できなくても、3月31日までに接種した分は無料です。

対象者:
(1)高校1年生相当の女性(平成21年度生まれ)
(2)平成9~20年度生まれで令和4~6年度に1回以上HPVワクチンを接種した女性
・子宮頸がんにより全国で毎年女性が約3,000人亡くなっています
・高1女性は約6割が接種を開始(令和6年度:福島市)
・この機会を逃すと接種1回につき約3万円の自己負担

予約方法などはこちら
市ホームページ
・H9~20年度生
・H21年度生
※二次元コードは本誌P.5をご覧ください。

4月から、子宮頸がん予防ワクチン無料接種の対象者は小学6年生~高校1年生相当の女性のみとなります。
対象期間は意外と早く過ぎてしまうものです。時期が来たら早めに接種しましょう。

◆専門家に聞く HPVワクチン 3つの疑問
市民の皆さんから相談の多い3つの疑問を専門家が解決!より詳しい完全版は、市HPをご覧ください。

大原綜合病院
大原ワクチンセンター長 錫谷 達夫(すずたにたつお)さん

1.副反応がひどいと聞きますが、実際はどうなんでしょう?

かつて、1カ月以上続く重い副反応は10万人に7~8人程度の割合で起きていました。しかし、キャッチアップ接種※1が開始されて以降は、10万人に1~2人と以前の5分の1以下で、しかも、その4人に3人の方々は治療により回復しています。
減った理由の一つとして、ワクチンと無関係に副反応と同じような症状が思春期女子に起こると分かり、副反応と思われた方の一部にワクチンと関係のない方が紛れ込んでいたと考えられるようになったことが挙げられます。

2.注射は痛いし、まだいいかな…。べつに接種しなくてもいいんですよね?

子宮頸がんになると、注射とは比べものにならない痛みや苦しみに見舞われます。子宮頸がんの手術を受けて命が助かっても、子どもを産めないという大きな代償を払うことになりますし、下半身のひどいむくみなどの後遺症に悩まされる方もたくさんいます。
性行為を経験した人のおよそ3分の2がこのウイルスに感染します。経験前にワクチンを打てば9割予防できますが、経験後だと効果が5割に低下します。効果は長く続くので、接種を遅らせることに意味はありません。
このワクチンの効果は特に15歳未満で良好なので、15歳未満で接種を開始した場合は2回で十分な効果が得られます。ところが15歳以上で接種を開始すると3回接種が必要です。ワクチンのメリットを生かすためにも、痛い思いを少なくするためにも、15歳未満で接種を開始して2回で完了するのが賢明です。ぜひ、長期の休みなどを利用して中学1・2年生のうちに接種を終えましょう。
痛みには個人差があります。心配な方は接種の前に医療機関に相談してみてください。

3.このワクチンを接種すれば、子宮頸がんは予防できるんですよね?

がんになる人を10分の1以下にはできますが、100%予防はできません。ワクチンを接種しても、20歳からの子宮頸がん検診は必ず受けてください。ワクチンと2年に1回の検診、そしてがんが見つかった場合の適切な治療で、子宮頸がんで亡くなる方のほとんどを防げます。そこでWHO※2では、世界からの子宮頸がん排除のために、接種率9割以上、がん検診受診率7割以上、9割以上の方の適切な治療を目指しています。

※1 HPVワクチンの積極的勧奨が控えられていたことで接種の機会を逃した方のために、通常の対象年齢を超えて行う接種
※2 世界保健機関

問い合わせ:感染症・疾病対策課
【電話】597-6203