- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県郡山市
- 広報紙名 : 広報こおりやま 2025年11月号
このコラムでは、市長が日頃の公務で感じたことや市政の動きをお伝えします。市ウェブサイトにはフォトメッセージも掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
毎月8日は、「こおりやま『お米の日』」です。令和4年に制定されたこの条例には、市民の皆様と共に郡山産米の価値を高めていこうという願いが込められています。なぜ8日なのか。「米」という字を分解すると「八十八」―お米づくりには88の手間がかかるという先人の教えに由来します。
今年の猛暑は、稲作にとって大きな試練でした。高温による品質への影響が懸念される中、郡山の生産者の皆様は、長年培われた経験と技術で見事に乗り越えてくださいました。水管理の絶妙なタイミング、田んぼごとの特性を見極めた栽培管理。その一つひとつが、黄金色の稲穂となって実を結びました。安積疏水の恵みと共に、この技術の継承こそが郡山の財産です。
そして、新米の季節を迎えました。炊きたての郡山産米の美味しさは格別です。市ウェブサイト「こおりやまレター~いなわしろこのめぐみ~」から、お米をさらに楽しむご飯のお供を見つけてみてはいかがでしょうか。
郡山のお米は、私たちの誇りです。家庭の食卓から飲食店、そして学校給食まで、市民の皆様お一人おひとりが郡山産米の味わいを伝え、広げてくださっています。今後も、生産者の皆様への感謝と共に、この豊かな食文化を次世代へ確実に引き継いでいきたいと思います。
