文化 みんなのひろば~ふるさとの遺産 No.370

-学校の今昔-
第一小学校 その2(大正時代初期)

明治40年、これまで4年制だった義務教育が6年制に延長されるなど、小学校教育の充実が図られると、次は中等教育の関心が高まります。各地には、女子教育や実業教育のための学校が小学校に付属して開設されました。
須賀川町でも、明治36年に町立裁縫専修学校を、明治40年に町立商業補習学校を、須賀川第一尋常高等小学校内に創立しました。各学校では、国語や数学など一般科目のほか、それぞれの目的に応じた専門科目も学べました。裁縫専修学校では、裁縫のほか造花や家事などを、商業補習学校では、簿記や商業に関する法律などを教え、これらの授業は、小学校の教員が兼任して得意な教科を受け持っていました。
以降昭和10年代まで、小学校には学校名を変えながらも2校が併設され、町立の総合学園として機能しました。

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