- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県喜多方市
- 広報紙名 : 広報きたかた 令和8年1月号 No.241
喜多方市 地域・家庭医療センター「ほっと☆きらり」
医師 武田 仁
■顔のニキビの治療のために
みなさんこんにちは、今回はニキビの話です。顔のニキビはどうしてできるのでしょうか。それには「毛穴の詰まり」と「皮脂の分泌」が関係しています。顔のニキビが最も多くなるのは思春期ですが、この時期には二次性徴によるホルモン分泌の変化によって、毛穴の奥にある皮脂腺からの皮脂の分泌が増えています。そこに何らかの原因で毛穴の詰まりが伴うと、分泌された皮脂が毛穴の外に出ることができず、毛穴の中に皮脂が溜まった「面皰(めんぽう)」というニキビの芯ができます。この面皰が大きくなると、外から「白ニキビ」として見えるようになり、さらに大きくなると皮脂を栄養とする細菌であるアクネ菌が増殖し、炎症を伴って「赤ニキビ」となり、最後は黄色い吹き出物となってニキビの芯が排出されて治りますが、炎症が強いと赤みや瘢痕(はんこん)が残る場合もあります。
ニキビを防ぐには、まず毛穴の詰まりを防ぐために定期的に石鹸で洗顔することが大事です。肌の乾燥、メイク汚れ、長い前髪やマスクの着用などで肌が蒸れてふやけることも、毛穴の詰まりの原因になります。甘い飲み物やお菓子、揚げ物などの糖質・脂質を多く含む食品は、皮脂の分泌を増やしてニキビを悪化させる可能性があります。ニキビの治療薬には毎日顔全体に塗ってニキビが育つのを予防するタイプと、アクネ菌による炎症を抑えて赤ニキビの治りを早くするものがあります。薬の効能をよく理解して適切に使用することが、効果的なニキビ治療のポイントです。
