文化 喜多方の美 美術館のコレクション No.35

■山川智隆〈境石〉2015年 65.2×90.0cm 卵テンペラ
山川智隆(1978~)は、山形県在住の画家です。多摩美術大学美術学部を卒業後、河北美術展や山形県総合美術展、二紀会展に出品するなど創作活動を行っています。
本作は「第21回2015公募:ふるさとの風景展in喜多方」大賞作品です。画面の大部分を占める岩は古くから境界を示すものであり、作家にとっては在京時代に故郷を行き来する際、さまざまな思いをもって眺めた場所でした。巨岩の厳粛な佇まいを、テンペラの技法を生かし写実的に描いています。