しごと これから就活を迎えるあなたへ 地元(ここ)で見つけた、わたしのしごと。Vol.17

サービス業、建設業、製造業など、町内にはさまざまな企業があります。目標のために全力で取り組む、好きや得意で貢献するなど、働き方は人それぞれ。町内でいきいきと働く先輩たちのメッセージは、これからの道しるべになるかも。あなたも地元(ここ)で自分の「仕事」を見つけませんか。

■人と人を結ぶ、地域福祉の担い手―
国見町社会福祉協議会 大宮拓馬(おおみやたくま)さん(5年目)

―入社のきっかけは?
高校生のとき、祖父が脳卒中で入院し、医療ソーシャルワーカーの方に支えていただいた経験が、社会福祉士を目指した原点です。退院後の生活や利用できる制度について丁寧に説明してもらい、家族の不安が和らいだことを今でも覚えています。この経験から福祉の仕事に関心を持ち、社会福祉士になるため大学で資格を取得し、医療機関の地域包括支援センターに就職しました。働く中で、地域福祉の大切さを実感し、その中心的な役割を担う社会福祉協議会で働きたいと思い、入社しました。

―仕事内容は?
生活支援コーディネーターとして、町民の皆さんが安心して暮らし続けられるよう、介護予防や生活支援の仕組みづくりに取り組んでいます。社会福祉協議会は、行政サービスだけでは行き届きにくい声にも耳を傾け、住民や関係機関をつなぐ役割を担っています。その1つとして、有償ボランティア制度「くにみささえあい隊」があり、ごみ出しや草むしりなど身近な困りごとを住民同士で支え合っています。また、「くにみ男塾」を立ち上げ、男性住民のつながりづくりにも力を入れています。

―大変なことは?
福島市出身のため、町内の地名や集会所の場所が分からず、会議や打ち合わせでも、自分だけ分かっていない感覚になることがありました。それでも、地域活動をとおして、町民の皆さんが声をかけてくださり、「分からなくて当たり前だよ」と教えてもらえたことが心の支えになりました。少しずつ地域が身近に感じられるようになり、今も学びながら仕事に向き合っています。

―仕事へのやりがいは?
地域の困りごとに対して、町民の皆さんが「自分たちで何ができるか」を前向きに考え、一緒に動いてくれる瞬間にやりがいを感じます。協力してくれる人が増え、その輪が少しずつ広がっていく様子を見ると、地域福祉の力を実感します。
現在は移動手段に困っている声を受け、移動支援事業の仕組みづくりに挑戦しています。地域の声を形にできるよう、これからも取り組んでいきたいです。

▽就活生へメッセージ
就職は、人生の多くの時間を過ごす場所を選ぶことだと思います。迷ったときは一人で悩まず、周りの人に相談してみてください。働くことは、自分の仕事が誰かの暮らしにつながっていることを実感できる魅力があります。
自分が納得できる選択をしてほしいです。応援しています。

■国見町社会福祉協議会
地域福祉の推進を目的に、高齢者や生活にお困りごとを抱える方への支援、介護予防や生活支援の仕組みづくりを行っています。住民や行政、関係機関と連携し、支え合いの輪が広がる地域づくりに取り組んでいます。
設置:1990年
スタッフ:48名
住所:国見町大字藤田字南44-1
事業内容:介護事業、生活支援、デイサービス、地域包括支援センター等