しごと これから就活を迎えるあなたへ 地元(ここ)で見つけた、わたしのしごと。Vol.12

サービス業、建設業、製造業など、町内にはさまざまな企業があります。目標のために全力で取り組む、好きや得意で貢献するなど、働き方は人それぞれ。町内でいきいきと働く先輩たちのメッセージは、これからの道しるべになるかも。あなたも地元(ここ)で自分の「仕事」を見つけませんか。

■〝誰かのために″が原動力―
NPO法人まごころサービス国見センター 藤田学(ふじたまなぶ)さん(2年目)

―入社のきっかけは?
高校卒業後は自動車整備士を目指して専門学校に通っていましたが、在学中の介護ボランティアで、“当たり前の生活”を支えることにやりがいを感じ、この道に進みました。経験を重ねて約20年が経ち、県外で仕事をしてみたいと思い、宮城県に移住し、近くで介護職を探していたところ、この職場の募集を見つけて応募しました。

―仕事内容は?
当センターでケアマネジャーをしています。利用者様やそのご家族の相談にのり、必要な福祉サービスを受けられるようケアプランを作成しています。ほかにも自治体や医療機関、介護施設との連絡、調整も行っています。
当センターは、身体介護や生活援助、通院・外出支援、1日2回の配食サービス、病児保育など幅広いサービスがあるので、連携しながら日々取り組んでいます。

―大変なことは?
利用者様やご家族ごとに状況や希望がさまざまなので、それにあった支援を考えるのは難しいです。また、介護保険制度が毎年のように変更されるので、覚えることも多いですね。それでも、利用者様の困りごとが少しずつ解決して表情が明るくなる姿を見ると、やっていて良かったと思います。

―仕事へのやりがいは?
「ありがとう」と言っていただける瞬間が何よりのやりがいです。中でも印象に残っているのが、がんで余命わずかだった男性利用者様のことです。娘さんと本音で話したことがなかったそうですが、在宅で最期を迎えたいという願いを支援し、看取った後に「父と向き合えました」と娘さんから感謝され、ご本人の願いとご家族との思いを叶えられたことが本当に心に残っています。今後も地域に根差したケアマネジャーでありたいです。

▽就活生へメッセージ
初めての環境は不安もあると思いますが、一生懸命頑張っていれば、必ず助けてくれる人がいます。
当センターは気軽に立ち寄れて幅広い年齢の方が利用しています。利用者の皆様から励みをもらいながら、業務に取り組んでいます。少しでも興味があれば、ぜひ見学にきてみてください。

■NPO法人まごころサービス国見センター
「困った時は、お互いさま」を合言葉に住み慣れた自宅や地域で心支え合う人たちに囲まれ、誰もが安心して生活できるサポートを行っています。自分たちが高齢者になった時、困った時に利用したいサービスを提供していきます。
創業:2000年
スタッフ:25名
住所:国見町大字藤田字日渡四18-1
事業内容:介護・生活支援、移送支援、配食サービス、子ども緊急保育等