- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県大玉村
- 広報紙名 : 広報おおたま 2025年7月号
2024年8月8日、運用開始以来、初の南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されました。この情報の発表期間中、関東から九州の各地で、日頃からの地震への備えの再確認などが呼びかけられました。これは、北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表された際に宮城県民の皆さまに呼びかけられる内容と同じです。そこで、あらためて、北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表されたらどうすればよいかを確認しましょう。
■北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表されたら?
北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表された場合、発表から1週間、通常の生活(学校に行ったり、仕事をしたり)を送りつつ、日頃からの地震への備えの再確認、すぐに避難できる態勢の準備などを行ってください。
日頃からの地震への備えの再確認として、水や食料の備蓄や簡易トイレ、防寒具などの避難生活で必要なものの再確認、避難場所・避難経路や家族との連絡手段の再確認、家具の固定などの再確認をしましょう(本紙図1)。
なお、水や食料の備蓄は、慌てて買い出しに行くことが無いよう、普段から定期的に確認しておきましょう。すぐに避難できる態勢の準備として、避難情報を取得するスマートフォンや防災無線受信機等の音量を大きくし、電源が切れないように予備バッテリーなどを準備しましょう。また、津波による浸水や地震による土砂崩れが想定される場所にお住まいの方は、非常持出品を就寝時でもすぐに持ち出せるように準備し、逃げ出しやすい部屋や土砂崩れに巻き込まれにくい部屋で、すぐに逃げられる服装で就寝しましょう(本紙図2)。
ちなみに、北海道・三陸沖後発地震注意情報や南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)の発表中、対象地域への旅行・出張を中止する必要はありません。巨大地震発生の可能性が高まっているとはいえ、発表期間の1週間に発生する確率は100回に1回程度です。ただし、緊急情報の取得態勢の確保や、訪問先の市区町村からのお知らせや交通状況、宿泊先や施設等の営業状況を事前に確認し、適切な行動を心がけるようにしてください。
※図1.日頃からの地震への備え(リーフレット「日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震」より)・図2.北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表されたときの防災対応(リーフレット「日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震」より)の詳細は本紙またはPDF版をご覧ください。
■日頃からの地震の備えを忘れずに!
北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表されても、発表期間の1週間に、被害を伴うような大地震が発生しないことがほとんどです。たとえ、地震が起こらなくても、「空振り」と捉えず、防災意識の向上につなげる「素振り(練習)」と捉えましょう。また、巨大地震が何の前触れもなく発生する場合もあります。突発的に大きな地震が発生した場合に備えて、日頃から地震への備えを徹底しましょう。