- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県西郷村
- 広報紙名 : 広報にしごう 令和7年11月号
■今回のテーマ「血糖値が上がりにくい食事」
血糖値は、身体の健康状態を知る上で重要な指標です。
健康な方は、食後に血糖値が上がり、空腹時には下がって正常範囲内に保たれています。この血糖値が正常値から外れると、糖尿病を発症するリスクが高まります。
血糖値は、日々の食事を見直すことでコントロールできます。
今回の健康コラムでは、血糖値をコントロールするために食事の際に気を付けたいポイントをお伝えします。
◆食後に血糖値が上がりやすい食べ方・食品
・炭水化物の重ね食べ(ラーメンとチャーハン等)
・砂糖を多く使った洋菓子(ドーナツ、カステラ、ケーキ等)
・砂糖入りの飲料水(炭酸飲料、ジュース等)
◆血糖値の上がりにくい食べ方のポイント
(1)一汁三菜(汁物、主菜、副菜、副副菜)を意識し、副菜を増やす
野菜、海藻、きのこ、豆類を中心とした副菜は、血糖値を上げにくくします。
(2)野菜→たんぱく質→炭水化物の順番に食べる
糖の吸収が緩やかになります。
(3)よく噛んで食べる
消化を助け、血糖値の急激な上昇を抑えるほか、食べすぎ防止にもなります。
(4)朝食を抜かない
空腹の時間が長すぎると、次の食事の血糖値が急激に上がり、血糖値スパイクを起こしやすくなります。
◆血糖値が上がりにくいメニュー紹介
○主食
例:雑穀米
玄米・雑穀米・全粒粉入りパン等は、食物繊維が豊富で血糖値の上昇を防ぎます。
○主菜
例:白身魚のアサリホイル蒸し
魚・肉・豆類・卵等のたんぱく質は、ホルモン分泌の原材料となり、結果的に血糖値の正常化を促します
○副菜
例:わかめとえのきの生姜炒め
海藻類やきのこ類、豆類には、食物繊維が含まれ、糖質をスムーズに代謝する働きがあります。
○汁物
例:ちんげん菜のコーンスープ
野菜・海藻類・きのこ類等を具材にすることで、水溶性食物繊維を豊富に取り入れることができ、腸内環境を整え、血糖値の上昇を防ぎます。
○果物
例:柿
水溶性食物繊維が豊富で、GI値(食品に含まれる糖質の吸収度合を示す値)が低めです。
今回紹介したメニューのレシピは、村ホームページに掲載しています!
次回は、「血糖値が上がりにくい食事(主食編)」をテーマにご紹介します。
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