- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県守谷市
- 広報紙名 : 広報もりや 2025年10月号
■友情を肌で感じた、マインブルク滞在記
7月末、守谷市の姉妹都市であるマインブルク市に行ってきました。マインブルク生誕1200周年の祝賀式典に招待され、藤坂(ふじさか)副市長、寺田(てらだ)議長夫妻、会田(あいだ)前市長夫妻、市職員の合計7人と守谷市国際交流協会(MIFA)から8人が訪問しました。私は通訳やアテンドのために同行しました。
ドイツ・ミュンヘン空港に着くと、マインブルク市の人々が「マインブルクへようこそ」という看板を持ち、迎えに来てくれました。到着した夜は、マインブルク市長、副市長も駆けつけてくださり、夕食をともにしました。
翌日は、近郊にある歴史的な街レーゲンスブルクと大聖堂を観光しました。日本では見られないゴシック様式で作られた建物です。市内の案内と大聖堂のツアーはドイツ語で行われましたが、あまり馴染みのない建築や宗教的な専門用語(例えば修道院の中庭を囲んでいる「クロイスター」や教会の祭壇を覆う天蓋(てんがい)の「チボリウム」など)も出てきたので、必死で日本語に訳しました。
夕方からは1200周年行事のメインイベント、祝賀式典に出席し、藤坂副市長とMIFAの小川(おがわ)会長のスピーチをドイツ語に通訳しました。マインブルク市の他の姉妹都市であるフランスのリアンクール市やギリシャのザロス村も参加していたので、たくさんの言語が飛び交うイベントになりました。
守谷市とマインブルク市は、1990年に姉妹都市となり、今年は35周年です。特に前市長と思い出を交換する市民が多く、「久しぶり!」「私の顔、覚えている?」などの声が聞かれ、深い友情関係でつながっていることを感じました。日本に興味を持っている市民も多く、両市が紡いできたご縁をこれからも大事にしていきたいと思いました。
マインブルク市の方々のおもてなしややさしさを体験できて本当に嬉しいです。姉妹都市の中でも守谷市が一番長いお付き合いということで、トップバッターでスピーチを任されたり、地元の新聞にも大きく取り上げられたり、式典のパンフレットにも守谷市のことがたくさん載っていたりしました。マインブルク市内には守谷市のシンボルマークが付いた時計台や守谷市までの距離標(9,381km)もあります。
姉妹都市のおかげで、国と国の間の距離が縮んで、異文化理解が深まり、教育や経済の場面でお互いから学ぶことができます。今まで、さまざまなイベントでマインブルク市を紹介してきましたが、すべて二次情報でした。今後は、自分の経験もふまえつつイベントができるのを楽しみにしています。
