- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県守谷市
- 広報紙名 : 広報もりや 2025年11月号
■アルプス地方と南ドイツの音楽
先月の滞在記では、姉妹都市のマインブルク市への訪問について書きました。今回は、マインブルク市があるバイエルン州出身のアーティストによるコンサートと音楽について書きたいと思います。
2025年9月20日、歌手のマリア・ライザーさんとバンドの「Stehmass Musi」(シュテマース・ムジ)の総勢6人が、ヨーデルとポルカのコンサートを守谷で披露してくれました。マリアさんはマインブルク市出身で、マインブルク前市長のご息女です。
「ヨーデル」とは、スイスや南ドイツのアルプス地方の伝統的な歌い方です。ヨーデルの特徴は、胸声とファルセット(高い声で歌う唱法)の急速的な切り替えで、意味をなさない歌詞(「ヨヒヒ」や「ホレリ」など)が歌われます。ヨーデルはもともと、山の多い地方で生まれ、遠くにいる人や動物に声を届けるために使われました。19世紀にオーストリアのウィーンでコンサートのために歌われていたヨーデルが発展し、それからオーストリア・スイス・南ドイツの音楽文化の一部になりました。
「ポルカ」はもともと、19世紀に始まったチェコのボヘミア地方の伝統的な舞曲で、現在ではヨーロッパ全体や南アメリカでも人気があります。速いテンポと明るいメロディーのほか、「タタター、タタター」というリズムが多く、ジャンプしたり、手をつないで回ったりする踊りが多いです。基本的に、複数の男女のグループで踊り、途中でパートナーを交換することもあります。ポルカ音楽は、バイエルン州の州都ミュンヘンで行われる「オクトーバーフェスト」に欠かせないものです。
ちなみに、コンサート同日の9月20日に、ミュンヘンでオクトーバーフェストが始まりました。遥か遠くの守谷でもヨーデルやポルカ音楽、人気のあるオクトーバーフェストの曲が演奏され、守谷の皆さんがオクトーバーフェストの雰囲気を少し体験できたと思います。歌詞がわからなくても、音楽は言語の壁を越えて、人を結ぶことができると実感した夕べでした。
