くらし 南相馬市・坂東市 平将門公が繋(つな)いだ縁
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- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県坂東市
- 広報紙名 : 広報ばんどう No.247(令和7年10月16日号)
坂東市と同じく平将門公ゆかりの地である、福島県南相馬市。
両市が長年続けてきた交流について紹介します。
■南相馬市 門馬和夫(もんまかずお)市長
坂東市民の皆さん、こんにちは。東日本大震災時には多くのご支援をいただき、改めて感謝申し上げます。マラソンをきっかけに始まった交流が、長い年月をかけて広がりを見せていることに、平将門公も目を細めていらっしゃることと思います。これからも両市の絆を深めてまいりましょう。
■坂東市 木村敏文(きむらとしぶみ)市長
両市の素晴らしい交流が現在まで続いてきましたことは、ひとえに南相馬市の皆様をはじめ、多くの先人の熱意とご尽力の賜物であり、心から敬意と感謝を申し上げます。平将門公が繋いでくれたこのご縁を大切にし、今後もさらなる友好関係を築いてまいります。
■南相馬市について
総面積:398.58平方キロメートル
総人口:54,772人
世帯数:26,469世帯
(令和7年9月1日現在)
福島県浜通りの北部で太平洋に面し、面積は398.58平方キロメートルです。平成18年1月1日に市制が施行されました。国の重要無形民俗文化財である伝統行事「相馬野馬追」をはじめ、豊かな自然と産業に恵まれたまちです
◇相馬野馬追
平将門公が下総国(千葉県北西部)に野馬を放ち、敵兵に見立てて軍事訓練を行ったのが始まりと伝えられています。

将門ハーフマラソンには毎年、南相馬市の選手団が出場しています。また、南相馬市の「野馬追の里健康マラソン大会」には、坂東市の選手を派遣しています。
将門まつりには毎年、相馬野馬追騎馬武者が特別参加しています。平将門公の姿を現代に蘇らせるために欠かせない存在となっています。
今年春に開催された南相馬市博物館企画展「野馬追トラベラーズ」で、郷土館ミューズ所蔵の絵巻「相馬之馬追祭図」が展示されました。
■はじまりは、34年前のスポーツ交流から
両市の交流は、第1回いわい将門ハーフマラソン大会(平成3年)に相馬野馬追マラソン選手団を招待したことから始まりました。当時から大会実行委員を務める荻井さんは、「平将門公がきっかけで繋がった二市が、多方面で交流を続けてきたことは大変素晴らしいこと。東日本大震災の時には、マラソン実行委員会として独自の支援を行うなど、南相馬市との絆は深いものと感じています。交流開始当時に知り合った担当の方とは、今でも連絡を取り合う仲です。」と話しました。
坂東市スポーツ協会 会長 荻井公夫(おぎいきみお)さん
■交流の集大成~神田祭「附け祭」参列~
5月10日、令和7年神田祭「附け祭」では両市が共演。
南相馬市の騎馬武者と坂東市の武者行列が、大勢のギャラリーに迎えられ、勇壮な姿で東京の街を練り歩きました(写真(1)〜(6))。今年の将門まつりは、11月9日(日)に開催予定です。二市が織りなす時代絵巻をぜひご覧ください。
※詳しくは本紙をご覧ください。
問合せ:秘書広報課
【電話】0297-20-8265
