- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県宇都宮市
- 広報紙名 : 広報うつのみや 2025年12月号 No.1797
人権問題を「誰か」のことではなく「自分自身」のこととして考えてみませんか
毎年、12月4~10日は「人権週間」です。本市ではパネル展を行うなど、啓発活動に取り組んでいます。
人権問題を他の「誰か」のことではなく、「自分自身」のこととして考えてみませんか。
ミヤリーも「じんけん大使」として活動しているよ。詳しくは、市HPを見てね。
ID:1030106
■多岐にわたるさまざまな人権問題
いじめや児童虐待、感染症や障がいなどを理由にした偏見や差別、家庭や職場での男女差別など、さまざまな人権問題が存在しています。
昨今は、インターネット上での誹謗中傷や差別的な発信が問題となっている他、性的マイノリティへの偏見や差別、特定の民族や国籍の人々を排除する差別的言動である「ヘイトスピーチ」など、課題は尽きません。
■思いやりの心を持って
人権週間では、「誰かのことじゃない。」をテーマに、人権啓発活動を幅広く行います。
人権問題を解決するには、互いの違いを認め合い、相手の気持ちを考え、思いやりの心を持つことが大切です。
この機会に、他人の人権に配慮することの大切さについて考えてみましょう。
■人権擁護委員の主な活動
人権擁護委員とは、人権擁護委員法に基づき、市区町村長の推薦を受けて法務大臣から委嘱された民間の人たちです。全国に約1万4,000人おり、本市では25人の委員の皆さんが、人権相談を受けたり、人権の考え方を広めたりするなど、積極的な人権擁護活動を行っています。
◇人権よろず相談
差別、いじめ、虐待、近隣や職場での嫌がらせなど、さまざまな人権問題に関する相談に応じています。必要に応じて調査や救済措置などの支援を行います。相談は無料です。秘密は守ります。
◇人権講話
市内小・中学校を訪問し、自分らしさや相手を思いやることの大切さなどをテーマとした講話を実施しています。
◇人権の花運動
市内小学校に「人権の花」を届けています。児童たちが協力しながら育てることで、優しさと思いやりの心を育んでいます。
◇イベントにおける啓発活動
市内イベントにおいて、市民の皆さんに人権について考えてもらうため、啓発チラシや物品を配布しています。
■人権週間パネル展
期間:12月1~4日。
会場:市役所1階市民ホール。
内容:人権に関するパネル展示や啓発物品の配布。
■悩まずに相談してください
差別やいじめなど、「これは人権侵害ではないか」と思ったら、独りで悩まずに人権に関する相談窓口にご相談ください。

問合せ:多文化共生推進課
【電話】632-2971
