- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県足利市
- 広報紙名 : 広報あしかがみ 2025年11月号 No.1614
■仕事や子育てをしながら、地域の安全・安心のため活動する女性消防団員。どのような思いを持って活動しているか、お話を聞きました。
▽『消防団』として、暮らしに寄り添う
女性消防団員リーダー 石田詠子(いしだえいこ)さん
広報活動や防災訓練などを通して地域の方への防災意識の普及啓発活動をすることが消防団としてのやりがいを感じます。
また、多様な年代・職業の女性が集まることで人との繋がりや経験を得ることができます。
さまざまな自然災害が頻発している中、いつ・どんな災害に遭うか分かりません。そんな時に役に立つ知識や技術の普及活動や「女性消防団員がいてよかった!」と思ってもらえるようなサポートを提供していきたいと思っています。
また今後は、消防団として、個人が得意分野を活かした防災活動・広報活動をしていきたいです。
消防団員は、『火を消す人』というイメージが強いかもしれませんが、足利市の女性消防団員は直接火災現場に出ていくわけではありません。
防災訓練や、防火予防イベントなど日常に近い活動がたくさんあります。
仲間とともに学び、支え合いながら暮らしに寄り添った視点で地域の安全・安心につながる活動を一緒にしてみませんか?
▽防災や応急手当の知識を伝えていく
大谷絢子(おおたにじゅんこ)さん
消防団に入団して良かったと思うことは、防災や応急手当の知識向上です。
また、さまざまな年代や職種の方々と共に活動ができ仲間として団員同士の結束力や繋がりが深まりました。
活動を通じて地域の安全を守ることにやりがいを感じることができると思います。また、防災教育や応急手当に関する技術を習得することは、自分自身の自信にも繋がります。
今後は、応急手当の指導や広報活動、災害時の避難誘導訓練、防災教室での初期消火や消火器の使い方などを伝えていく活動をしていきたいです。
また、個人的にはいつか防災士や普及員の資格を取得して、専門的な知識を持った団員として活動していきたいです。
▽自分のスキルが上がるのを実感
茂木順加(もてぎじゅんか)さん
入団のきっかけは、叔父や兄が消防団に入団していて消防団所属の知人も多く興味があったことです。消防団で印象に残っている活動は、足利市で36年ぶりに開催された『利根川水系連合総合水防演習』です。緊張感溢(あふ)れる体験ができました。また、火災現場や防災活動の際に、消防団の重要性を感じています。消防団員は年々少なくなっている現状ですが、少しでも団員が増えることを願います。
女性でも消防団の活動は出来るので、消防団に入りたいと考えている女性がいましたら、ぜひご一緒に活動しませんか?
救命講習を受ける機会もあり、勉強になります。自分自身のスキルアップにも繋がりますよ。
元気いっぱいの私たちがお待ちしています!

火災や災害から市民の皆さんの生命と財産を守る消防団員を男性・女性問わず募集しています。
大切な人、そして地域を守りたいと願うあなたの力を貸してください!
問い合わせ:消防総務課
【電話】41-3556
