くらし 柳田邦男氏と中学生が語る平和と未来

■鹿沼市戦後80年記念平和集会
11月1日、市民情報センターマルチメディアホールで、柳田氏と中学生が平和と未来をテーマに話し合う平和集会を開催しました。広島平和記念式典派遣事業で被爆地を訪れた市内の中学生が、鹿沼での戦争体験の講話や紙芝居を聴き、その後、柳田氏とオンラインで対話を行い、平和について考えを深めました。

●鹿沼での戦争体験
集会ではまず、柳田氏の戦争体験の講演映像が上映されました。「空から無数の花火が降ってきたようだった」と鹿沼で経験した機銃掃射や焼夷弾による空襲、小学生の頃に防空壕を掘ったことなどが、実体験をもとに語られました。会場の参加者からは「柳田氏が語る一つひとつの言葉に重みを感じた」「平和な社会で生活できていることのありがたさを改めて意識した」といった感想が寄せられました。
続いて、戦争体験を語り継ぐ会による紙芝居「ぼくが見た鹿沼の空襲」が上演され、戦時中の鹿沼の様子や空襲の被害が子どもの目線から語られました。
講演と紙芝居を通じて、戦争が鹿沼市に与えた影響の大きさを再認識する機会となりました。

●広島派遣事業の学び
後半のオンライン対話では、広島平和記念式典派遣事業に参加した中学生の代表が4つのテーマに沿って作文を発表しました。「今もなお過去の悲劇を伝え続けている人がいる」「家族のありがたみ、戦争・核の恐ろしさを伝えていきたい」、「異なる文化や価値観を持つ人々を理解し、尊重する姿勢を持つことが重要」「優しさで返せば、きっと優しさが戻ってくる」といった意見や想いが述べられました。
どの発表からも、広島での体験を自分の言葉で受け止めようとする姿勢が感じられました。柳田氏は、生徒一人ひとりと対話した後、生徒の作文にはそれぞれ大事なことが書かれており、自分で考える力がしっかり育っていると総評しました。

●平和を次世代へ
来場者からは「中学生が頼もしく感じた」「平和に対する思いを今後も大切に伝えてほしい」といった感想が寄せられました。
今回の平和集会で得られた気づきや思いを家庭や学校、地域の中で語り合い、伝えていくことで、戦争の記憶を風化させず、平和な社会を次の世代につなぐことでしょう。

※集会の様子は市ホームページからご覧いただけます。

問合せ:総合政策課総務係
【電話】63-2138