くらし 謹賀新年 令和8年 新年のごあいさつ

あけましておめでとうございます。
皆さまにおかれましては、輝かしい初春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年を振り返りますと、本市にとりまして喜ばしい出来事が多くあった年でありました。
まず、元栃木県看護協会会長で、現栃木県訪問看護ステーション協議会相談役の河野順子氏が、看護の実践と貢献が顕著な看護職に授与されるフローレンス・ナイチンゲール記章を受章されました。河野氏のご活躍は、大田原市民の誇りであり、そのご功績に深く敬意を表します。
大相撲では、本市出身の二子山部屋・三田関が、十両優勝を果たしました。初土俵から短期間での十両昇進に加え、勝ち越し、二桁勝利、千秋楽での優勝と、大きな感動を与える七月名古屋場所となりました。今後さらなる飛躍を期待しております。
また、中田原の大田原チーズステーションでは、国際チーズコンクール「モンディアル・デュ・フロマージュ」に日本から初めて正式に出品され、那須地域の良質な生乳から作られた「大田原(ウォッシュチーズ)」が、みごと金賞を受賞されました。高品質なチーズの製造・販売を通して、大田原を世界に発信していただき、嬉しく思います。
市の事業では、新型コロナウイルス感染症の影響により、令和2年度より中止していました、スコットランド・セントアンドリュースとの高校生交流事業を、令和7年度より再開することができました。新しい文化や価値観に触れた派遣生の成長を見ますと、若い世代が国際的な視野を持ち、多文化共生の精神を育むことの重要性を改めて感じました。
さて、本年は、令和8年度で現行総合計画の計画期間が終了することから、市政運営の方向性を示し、まちの将来像を見据えた新たな総合計画を策定いたします。総合計画は、人口減少や少子高齢化、DXの進展、価値観の多様化、災害や感染症対策など、社会環境の変化に幅広く対応し、市民が安心して暮らし、誇りを持てるまちを実現するための重要な“未来の設計図”となります。市民の皆さまのご意見をいただきながら、より実効性のある計画づくりを進め、最善の施策を展開してまいりたいと思います。
また、地域ぐるみで有機農業に取り組む「オーガニックビレッジ」を目指し、4月の「オーガニックビレッジ宣言」に向けて準備を進めております。そのためにも、学校給食への有機米提供やオーガニックマルシェの開催などを通して、市民の皆さまの関心や理解を深めたいと考えております。「環境にやさしい農業」と「食の安全安心」は、今後ますます重要となる分野であり、地域の特性を生かしながら、有機農業の推進に向けて取り組んでまいります。
さらに、英語教育の推進といたしまして、令和8年度から「語学研修」の実施を検討しております。国内の研修施設において、他国の文化やマナーに触れながら、生きた英語を学び、異文化への興味と英語学習に対する意欲の向上を図るもので、市内の中学生から希望者を募る形で計画しております。
そして、いよいよ4月からは、本市出身で、日本における近代看護師の先駆者である大関和を主人公のモチーフとした、連続テレビ小説「風、薫る」(NHK)が放送されます。本市にゆかりのある人物が全国に紹介されることは、大変喜ばしいことであり、本市の魅力を広く発信する絶好の機会であります。全国の方々を元気づけ、人々の心に残る作品になることを期待しており、多くの皆さまにご覧いただきたいと思います。
本年は午(うま)年です。古来より午は活力と前進の象徴とされ、俊敏さや情熱をもって道を駆け抜ける存在とされています。力強く駆け抜ける午のごとく、活力、前進力およびスピード感をもって、これまで進めてきましたさまざまな取り組みをさらに推し進め、市民の皆さまの幸せ感を高めることができるよう、市政運営に邁進してまいります。
本年が皆さまにとりまして、素晴らしい年となりますことをご祈念申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

大田原市長 相馬憲一