- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県那須塩原市
- 広報紙名 : 広報なすしおばら 令和7年4月20日号(ナンバー433)
愛する那須塩原を、100年先、そしてその先に、元気なかたちでつないでいきたい
編み目をモチーフにしたビジュアルアイデンティティです。
青と緑のエレメントにより、自然、好き(ハート)、つながりを表現しています。
2025年、那須塩原市は誕生20周年という大きな節目を迎えることができました。先人たちが築き、受け継いできたこの素晴らしいまちを、私たちも未来へとつないでいきたい。
「どうすれば、この愛する那須塩原を、次の世代、その次の世代へと、ずっと輝きを失わずに受け継いでいけるのだろうか。」
この問いに答えるためには、市民をはじめ、那須塩原に関わるすべての人々との共創を生み、変化を味方につける、ブレない軸が必要です。その軸となるのが、今回策定した那須塩原の「パーパス(存在目的・活動目的)」です。
これからも、このまちを元気なかたちで未来へつないでいくために、一人ひとりの「好き」を大切にしながら、新たなつながりを生み出していきます。
▽那須塩原のパーパス
自分がいきる暮らしとは、どんなものだろうか。
それは、何かに縛られることがなく、十分に自分の心に目を向けたうえで、思ったことをかたちにできるだけでなく、それが思わず求められてしまうような、ありのままの生き方。
ひとつとして同じものはなく、それぞれがおぎない、愉しみながら支えあうことができる。そんなあたりまえのようで有り難い暮らし。
自然ととけあい、都市とつながるこのまちで、他に流されすぎることなく、ここちよい距離感を保ちながら、思いや動きの機会をもたらす。
それは、100年以上も前、開拓の時代、それよりもずっと前から今も変わらない。
都市か地方か、まちか自然か。
こうあるべきというかたちをもたないからこそ、あらゆるものの思いが、このまちに編み込まれてきた。そしてこれからも。それぞれが自分らしく。
幸せな「あわい」をみつけながら。
那須塩原に関わるすべてにとって、自分がいきる暮らしを編み続けていくと信じている。
何かに依ることのない幸せなあわいで、自分がいきる暮らしのために。
好きを、編む。
■思ったことをかたちにでき、それが思わず求められる暮らし
那須塩原に暮らす人々の幸せは、歴史やまちのイメージにとらわれすぎず、自分の思い描いたことをかたちにできること。そして、それが自然と周囲に受け入れられ、求められることにあります。
■誰もが心地よく暮らせる“あわい”
那須塩原での暮らしの特徴は、自然とともにありながら都市ともつながり、心地よい距離感のなかで自分らしく過ごせること。
都市か地方か、まちか自然か。
どちらかに縛られることなく、決まったかたちを持たないことで、多様な思いがこのまちに編み込まれ、新たなつながりや動きが生まれています。
このようなまちだからこそ、市民一人ひとりの個性が活かされ、互いに支え合うことで、それぞれの活動が共創関係を生み出し、持続可能な発展へとつながっています。
これまでも、そしてこれからも、多様な価値観を尊重し合いながら、誰もが自分らしく暮らすことができる那須塩原を未来へとつないでいきます。
■当事者たちとの未来デザイン活動
パーパスは、多くの市民や関係者とともに考え、かたちにしてきました。
2024年4月から1年間、「那須塩原ブランドニットプロジェクト」として、会議やワークショップ、インタビューイベントを開催し、延べ200時間以上、関わった人数は280人以上にのぼります。
那須塩原に関わる多くの人々と、このまちの未来について対話や議論を重ねてきました。
■パーパスを映像で表現
パーパスを、より多くの人に伝えるため、映像を制作しました。
パーパスの全文が読み上げられるナレーションにあわせて、「人」に見立てた糸が、それぞれの自由な想いのままに動き、それらが相互に関係し合うことで、那須塩原というまちが個性豊かに編み込まれていく様子を描いています。
■さまざまな「好き」を編み込んでいきたい
パーパスをもとに、那須塩原に関わる全ての人が主語となり、さまざまな「好き」を編むことで、もっと那須塩原に行きたい・住みたいと思ってもらえるだけではなく、市民一人ひとりが住んでいて幸せだと感じられるような活動を行っていきます。
問い合わせ:[本]企画政策課
【電話】0287-62-7106