- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県野木町
- 広報紙名 : 広報のぎ 2025年9月号
■フレイルについて
◇フレイルとは?
健常な状態と要介護状態の間の状態で、加齢により心身の活力や生活機能が低下し、ケガ・病気になりやすい状態です。下の図のように、フレイル状態になっても適切な介入を行うことで、フレイル状態から脱却することができます。しかしながら、フレイル状態になっているのに関わらず、何も対策をとらずに放置していると、要介護状態になってしまう危険性が高まります。
そのため、フレイルは早期発見と早期対策が必要です。
◇フレイルかどうかの判断は?
フレイルの特徴として、(1)疲れやすくなる、(2)活動量が少なくなる、(3)筋力が低下する、(4)動作が遅くなる、(5)体重が減るがあり、これら5つの特徴のうち、3つ以上に該当する場合がフレイル、2つ以上に該当する場合がプレフレイル(フレイルの予備軍状態)です。
◇フレイルは身体だけの問題?
フレイルには、3つのあらわれ方があります。
(1)動く、食べる等の日常生活を営むために必要な身体能力が衰えてしまう身体的フレイル
(2)外出減少や独居などにより社会とのつながりが希薄になる社会的フレイル
(3)認知機能低下や抑うつなどの精神心理的フレイル これら3つのフレイルが連鎖していくことで、老い(自立度の低下)は急速に進みます。この連鎖はどこが入り口になるかは、その人次第であるため、老いとは決して身体の問題だけではないのです。
来月号では、フレイル予防のための体操等についてご紹介していきます。
問合せ:健康福祉課
【電話】57-4173