- 発行日 :
- 自治体名 : 群馬県前橋市
- 広報紙名 : 広報まえばし 2025年6月1日号
男女共同参画社会とは一人一人が幸せな社会のこと。性別にかかわらず、誰もが自分らしく活躍できる社会を作ることが目標です。この週間をきっかけに「自分らしさ」について考えてみませんか。
4月に市男女共同参画審議会から「前橋市の男女共同参画推進に関する提言」を受けました。
■男女共同参画審議会とは
男女共同参画審議会は、学識経験者や団体推薦者、市民の代表、計15人の審議会委員で構成されています。審議会では、性別にかかわらず、個性を輝かせて生き生きと暮らすことができる社会の実現のため、計画の策定や施策の実施状況の審議などをしています。
■本市の男女共同参画推進に関する提言
I あらゆる分野における女性の参画拡大
1 市における女性管理職の登用促進
2 職場における男女共同参画の推進
II 安心・安全な暮らしの実現
1 女性に対する暴力の防止と支援
2 人権と多様性の尊重
3 ライフステージに応じた健康づくりへの支援
4 困難な立場にある女性への支援
III 男女共同参画社会の実現に向けた環境づくり
1 情報誌等による情報提供
2 子育て・親子支援講座参加への促進
3 学校教育等におけるジェンダー平等と啓発の推進
4 男女共同参画に関する市民意識調査を通じた子ども・若者の意見集約
市男女共同参画審議会会長・共愛学園前橋国際大地域共生研究センター研究員 前田由美子さん
審議会の議論集約を市民の大切な声として市長に提言しました。管理職の性別格差解消やジェンダー平等教育、DV相談のプライバシー保護、市民のための男女共同参画センターが取り壊し後に設置されていないこと、その他山積の課題についてより一層の努力をお願いしました。
市男女共同参画審議会副会長・群馬大共同教育学部教授 新藤慶さん
市には、女性管理職の登用促進など、事業所における女性の参画拡大のモデルとなることを期待します。また、コロナ禍でも明らかになった女性が困難を抱えやすい状況への対応や、さらなる男女共同参画の推進に向けた情報提供なども進めていただきたいです。
■困難な問題を抱える女性への支援
昨年4月、困難な問題を抱える女性への支援に関する法律(女性支援新法)が施行されました。女性の福祉、人権の尊重や擁護、男女平等などの視点に立ち、困難な問題を抱える女性一人一人のニーズに応じて、本人の立場に寄り添って、切れ目のない包括的な支援をします。
◇困難な問題を抱える女性って?
日常生活や社会生活の中でさまざまな困難に直面している女性のことです。例えば、経済的な問題や家庭内の問題、暴力や差別などがあります。
◇どんなことが目的の法律なの?
年齢や国籍などを問わず、全ての女性の人権が尊重され、抱えている問題や背景、体や心の状況に応じて適切な支援を受けられる体制を整えることにより、女性が安心・自立して暮らせる社会を実現することが目的です。
◆各種相談窓口
ひとりで悩まないで、まずは相談してください。プライバシーに配慮し、秘密は厳守します。
(1)市男女共同参画電話相談
【電話】027-898-6520
日時:9時〜17時(土日曜・祝日・年末年始を除く)
家族関係がうまくいかない、子育てや介護に疲れているなど、生活全般の悩み
(2)市DV電話相談
【電話】027-898-6524
日時:9時〜17時(土日曜・祝日・年末年始を除く)
配偶者などからのDV(身体的、精神的、性的、経済的、社会的暴力など)を受けたら
(3)県女性相談支援センター
〔DV相談電話〕
【電話】027-261-4463
日時:9時〜17時(祝日・年末年始を除く)
配偶者や恋人からの暴力を受けたら
〔さまざまな女性の悩み相談電話〕
【電話】027-261-4466
日時:9時〜17時(日曜・祝日・年末年始除く)
DV以外のさまざまな女性の悩みはこちら
■男女共同参画を学ぶパネル展示
日時:
(1)6月24日(火)~29日(日)
(2)7月15日(火)~7月23日(水)
(3)7月25日(金)~8月7日(木)
場所:
(1)中央公民館
(2)永明市民サービスセンター
(3)上川淵市民サービスセンター
■男女共同参画週間に合わせ関連図書コーナーを設置
日時:6月29日(日)まで
場所:市立図書館
■男女共同参画セミナー
群馬大情報学部准教授・高井ゆと里さんを講師に「LGBTQを裏側から考える〜性の多様性と日本社会」と題して講演会を開催。手話通訳もあります。
日時:6月28日(土)13時30分〜15時
場所:中央公民館
対象:市内在住・在勤・在学の人、先着50人
6月18日(水)までに本紙二次元コードの申し込みフォームで
問合せ:共生社会推進課
【電話】027-898-6517