くらし 絆をつなぐ

大宮盆栽村開村100周年

令和7年、大宮盆栽村は開村100周年を迎えました。大正14年に誕生したこの地は、関東大震災を契機に東京から盆栽園が移転し、まちをつくり、盆栽師が匠の技と心を受け継いできた「世界に誇れる盆栽文化のふるさと」です。盆栽は小さな鉢の中に自然の雄大さや四季のうつろいを表現し、人々に癒しと豊かさを与えてきた、人と自然の共生の文化でもあります。
この節目の年、シンポジウムをはじめ、市内各所や大阪・関西万博でも多彩なイベントを開催し、国内外にその魅力を発信しています。今後はライトアップなども予定しており、伝統と革新を融合させた新しい盆栽の可能性を感じていただけることでしょう。
本市は、大宮盆栽、大宮盆栽村、そして盆栽文化を誇るべき文化として、未来へと繋(つな)いでまいります。100年の歩みに感謝しながら、次の100年に向けて、世界中の人々に愛される盆栽文化を共に育んでいきましょう。

さいたま市長 清水勇人