くらし つながる 楽しむ 元気の輪~いま、いもっこ体操がアツい!~

気軽に取り組める体操としてオススメの「いもっこ体操」。理学療法士の協力のもと作成され、日常生活の動きを取り入れた体操です。
市内には、人と人、人と地域のつながりが生まれる場の1つに、地域でいもっこ体操に取り組んでいる自主グループがあります。自主グループ数は、令和7年11月時点で約200団体。
今回は、コロナ禍以降に発足した4団体の自主グループを取材しました。どこの会場でも見られたのは、介護予防サポーターの皆さんを中心に、いもっこ体操を行う参加者全員での掛け声と真剣な表情で取り組んでいる様子、そして溢れる笑い声。参加者の皆さんで楽しめる工夫がいっぱいでした。その一部を紹介します。

■田町べにあかクラブ
参加者は田町自治会の皆さん。グループ名は、いもっこ体操だからと、川越いもの代名詞とも言われるサツマイモの品種「紅赤」からとったものだそうです。会場は保育園の一部屋を借りています。「地域に自治会館がなく、体操をできる場所を探していたとき、保育園の園長先生から『ホールを使ってください』とお話をいただき、始めることができた」と話す代表の坪内(つぼうち)さん。参加者は「子どもたちに見守られながら、体操をしています」と笑顔で話してくれました。
いもっこ体操の後にヨガを教えることもある増美保育園田町園長・鈴木(すずき)先生は、「人が集まって、会話をすることがとても大切」「これからも地域に貢献していきたい」と話してくれました。

■末広クラブ
末広クラブのスローガンは、「人生百年時代をたくましく」。発足のきっかけは、地域の健康体操教室等が終了してしまったことだそうです。末広町1~3丁目の自治会長と民生委員・児童委員で話し合い、3町会合同で自主グループを立ち上げることに。「もともと3町会は、川越まつりの合同組織があるため、自治会長同士で顔を合わせることが多いです」と話す代表の塚原(つかはら)さん。参加者がお互いに、元気に、楽しく、そして豊かになれるようにと、自身の病気になった体験談や健康法を話す機会を設けるなど工夫しています。また、七夕飾りやお手玉づくり、川越まつりでのお手伝いなど、末広クラブの皆さんに積極的に声をかけ、自治会などの行事に関わっていける場づくりも行っています。

■せいぶいもっこ体操
グループ名は、市の西部に位置する自主グループだからと名付けたそうです。誰でも通えるしがらみのない自主グループとし、自治会や住んでいる地域に限らず参加可能にしています。「おしゃべりをするために来てほしい」と話す代表の長岡(ながおか)さん。活動のスタートは、健口体操や早口言葉。口の動きが滑らかになったこともあり、休憩時間は会話が弾み、和やかな笑い声が絶えません。地域包括支援センターが開催する介護予防サポーターフォローアップ講座で、他の自主グループの活動を聞き、日々の活動のヒントにしています。

■いもっこ体操くらぶ
「コロナ禍の影響が残る中、気軽に外に出て会話できる通える場を提供し、地域の高齢者が健康になればと立ち上げた」と話す代表の宮根(みやね)さん。グループ名をサツマイモのイラストにする発案も、宮根さんのアイデア。参加率が高く、毎回いもっこ体操の後は茶話会で会話を楽しんでいます。「いもっこ体操以外のレクを考えるのは大変だけど、みんな温かく、どんなレクも楽しんでくれるのでありがたい」と話す介護予防サポーターの皆さん。現在の参加者は小堤区自治会員だけですが、周辺地域の自治会の方も大歓迎だそうです。

・一人暮らしなので、ここに来るのが楽しみ♪
・地域で挨拶を交わす人が増えて、嬉しい!
・とにかく楽しいよ!!
・仕事を辞めて夫婦2人でいる時間が長くなったら、喧嘩が増えてしまって…これから年齢を重ねる準備のためにいもっこ体操をぜひやりたい!と思って参加
・自分1人では、体操は続けられない ここに来るから体操が続けられているよ
・最初は妻に引っ張られて参加したけど、今はとても楽しいよ!
・参加してから長い距離が歩けるようになったわ♪

■つながりが“元気の秘訣(ひけつ)”
人や地域とつながるきっかけはたくさんあります。いもっこ体操以外にも、ちょっと興味や関心のある教室や交流の場に一歩を踏み出してみると、日常の楽しみがまた1つ増え、新しいつながりから元気が生まれてきます。今日からできる「つながり」を皆さんも見つけてみましょう。

■自主グループに参加するには…
お住まいの地域を担当する地域包括支援センター、または地域包括ケア推進課にお問い合わせください。

◎皆さんの参加をお待ちしています!
問合せ:地域包括ケア推進課
【電話】224-6087
【FAX】229-4382
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