くらし 実は国際色豊かな都市・かすかべ 世界とつながるこのまちの今
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- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県春日部市
- 広報紙名 : 広報かすかべ 2025年12月号
日本における在留外国人は年々増加傾向にあります。春日部市もさまざまな暮らしが重なり合うまちのひとつ。外国人観光客を見かける機会も増えました。そんな春日部市の今をご紹介します。
■ある日の食卓にて
・今日クラスに転校生が来たよ。ベトナムから来たんだって。
→あら、そうなの。今度うちに連れておいでよ。
→僕らの時代には海外からの転校生なんてほとんどいなかったけど、変わったんだなぁ。
・そうだったんだ!今の春日部市が実際どうなのか知りたくなっちゃった。誰か教えてくれないかな…
■国際化が進んでいる春日部市の今
すでに国際化が進んでいる春日部市。市内には多くの外国人が暮らしています。
一緒に見ていきましょう!
市民参加推進課 新井(あらい)さん
○人口の状況
10/1現在、春日部市の外国籍住民は7,146人となっています。全住民における比率は約3.1%。春日部市民の約32人に1人の割合です。
・近所にも住んでいるよね
・どんな国から来ているのかしら?
○国籍の多様化
国籍別の割合を見てみると、ベトナム、次に中国、フィリピンの順に多くなっています。春日部市には日本以外に90カ国の国籍の人たちが住んでいます。

(総数7,146人)
出典:春日部市住民基本台帳
このような状況から、春日部市では誰もが住みやすいまちづくりに取り組んでいます。
■知っていますか?やさしい日本語
日本で暮らすルールなどを分かりやすく伝えるため、難しい言葉を言い換えるなど相手に配慮した「やさしい日本語」というものがあります。
外国人だけでなく、高齢者、障がいがある人と関わる際にも役立ちますよ。
言い換えると…
・直ちに避難してください
すぐに安全(あんぜん)な場所(ばしょ)へ逃(に)げてください
※難しい言葉は言い換える
・飲食はご遠慮ください
ここで飲(の)んだり食(た)べたりすることはできません
※敬語を使わない
・リニューアルしました
新(あたら)しくなりました
※カタカナ語はなるべく使わない
コミュニケーションの手段の一つとして「やさしい日本語」で伝えてみませんか?
■案内係のスタッフに聞きました
言葉を超えて見えたまちの姿
春日部市では4月から案内係を3人採用し、日本語、ベトナム語、中国語、英語、トルコ語、フランス語での案内を行っています。
普段の仕事のことややりがい、人との関わりで感じたことなどについて語ってもらいました。
○普段どんなお仕事をしているの?
1階の総合案内で、市役所を訪れる人の困り事を聞き取って各課へ案内したり、観光客対応などをしたりしています。
具体的には…
・手続きの案内や窓口への誘導
・観光スポットやイベントの説明
・行政のさまざまなサービスを通訳
○仕事をしていて良かったことや、やりがいは?
ゼキさん:自分の仕事は市役所といろいろな国の人とをつなぐ“橋”のような役割だと思っているので、案内をしたお客さんが笑顔で喜んでくれたのがうれしかったです。
Hさん:生活や文化の知識が増え、行政のことにも詳しくなって、世界が広がったことですね。母国語や日本語だけではなく、他の国の言葉にも興味を持つようになりました。もっとたくさんの人を案内できるよう、今は英語を勉強中です。
ファムさん:慣れない言葉や暮らしに不安を抱える気持ちが分かるので、ありがとうと言われた時はとてもうれしいです。毎日人との出会いがあって、自分の人生が楽しくなっていると感じます。
○うれしかったこと・人の温かさを感じるエピソード
Hさん:これは仕事の話ではないのですが、こどもの幼稚園や小学校でPTAの役員会があって。なじみがないものなので知らない言葉も多かったのですが、こどもに迷惑をかけたくなくて追いつくのに必死でした。でも、そんな時に親切なママ友がサポートしてくれて、とても助かりましたし、うれしかったですね。
それから、仕事中にご案内をしたお客さんが、後日わざわざお礼に来てくれたことがあって。
改めて、困っている人にはやっぱり親切にすべきだなと思いました。
ゼキさん:藤まつりの時、外国人のこどもが迷子になって対応に当たりました。迎えが来るまでの間、職員以外の地元の人も心配して見守ってくれて、最後まで安全に家族のもとに帰ることができるよう力を合わせていました。その光景を見て、春日部市民の温かい人柄と地域の支え合いを実感しましたね。
○日本のここがすごい
ファムさん:この仕事で知って、1番気に入っている言葉は「ふれあい大学」ですね。日本人は本当に年齢関係なく学ぶことができるというのが伝わってくる言葉。それから、ヘルプマークは初めて知りました。見た目では分からないけれど、実は配慮が必要な人が着けている赤いマーク。これは仕事で知って、本当に興味深かったですし、日本はすごいなと思いました。
・日本人のママ友のサポートが本当に助かるし、うれしいです
Hさん
・お客さんにありがとうと言われるのがうれしいですね
ファムさん
・春日部市民の皆さんの温かさを実感しています
ゼキさん
■多言語対応、始まりました
ゴミの出し方がもっと分かりやすくなります
生活を便利にしてくれる、ゴミ分別アプリ「さんあ~る(R)」は多言語対応も。外国人向け「ごみの出し方ルール」リーフレット(英語・中国語・韓国語・ベトナム語・ウルドゥー語)も配布が始まりました。お役立てください。
問合せ:リサイクル衛生課
【電話】048-797-8028
■春日部市国際交流協会(KIFA(キーファ))に参加しませんか
国際的な相互理解を深めることを目的として、市内で外国語サロンや英会話教室、日本語教室、多文化交流サロンを運営しています。国や文化の違いや歴史などを知るきっかけづくりを行っています。
■英語が話せなくても大丈夫
「日本語教室」
ボランティアスタッフ募集中
春日部市国際交流協会と春日部市の共催で、日本語を学びたい外国籍の人に日本語教室を開催しています。日本語教室ボランティアスタッフは随時募集中です。
問合せ:市民参加推進課
【電話】048-736-1127
